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緻密な心理描写で共感集めた芦原妃名子さんの漫画 03年から連載「砂時計」は累計700万部大ヒット

[ 2024年1月30日 05:30 ]

芦原妃名子さん死去

芦原妃名子さん公式X(@ashihara_hina)から

芦原妃名子さんは1994年に別冊少女コミックの「その話おことわりします」で漫画家デビュー。03年から連載された「砂時計」は05年に小学館漫画賞を受賞。ドラマ化や映画化もされ、累計700万部を突破する大ヒットとなった。13年には「Piece」で自身2度目となる小学館漫画賞を受賞。こちらも後にドラマ化された。

作風は、登場人物たちの心理描写が緻密なことで知られていた。「砂時計」では、少女が大人の女性になるまでのナイーブな感情や恋愛観のゆらぎを繊細に表現。多くの女性の共感を集めた。

恋愛を軸にキャラクターたちの内面を丁寧に描写する作品が多いが、一方で社会に対する鋭い分析力も。「セクシー田中さん」はコメディータッチで物語が進んでいくが、年齢や外見でレッテルを貼り合う男女の姿を描くなど、現代の社会が抱える生きづらさを問題提起している。

芦原 妃名子(あしはら・ひなこ、本名松本律子=まつもと・りつこ)1974年(昭49)1月25日生まれ、兵庫県出身。2005年「砂時計」で小学館漫画賞受賞。同作は07年にTBSでドラマ化、08年に映画化。13年「Piece」で2度目の小学館漫画賞を受賞。「セクシー田中さん」は17年から「姉系プチコミック」(小学館)で連載。

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