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ロザン 宝塚劇団員急死問題で表面化した「芸能界」長時間労働の改善を訴える

[ 2023年11月14日 19:18 ]

ロザンの菅広文(左)と宇治原史規

お笑いコンビ「ロザン」が14日、自身のYouTubeチャンネルを更新。宝塚劇団員急死問題で表面化した長時間労働問題について、意見を交わした。

同問題に関しては、14日に宝塚歌劇団が会見。9月に転落死した女性劇団員(25)について、いじめやハラスメントは確認できなかったとしたものの、過密日程により、亡くなった劇団員が長時間労働を強いられていたことや、強い心理的負担がかかっていたことなどは認めた。

動画は会見前に収録されたことを前置きして、菅広文は「正直、(労働時間は)異常なところがあるよね」と感想を口にした。10日に会見した遺族の代理人弁護士は、亡くなるまでの約1カ月間の時間外労働を推計すると「過労死ライン」を大幅に超える約277時間と説明。菅は「(この仕事を)やりたいから、やっている。我々もそうやん」と業界の特殊性を認めたうえで、「これをどうしていくかって、今後議論になってくるかと思うんですけど」と問題を提起した。

宇治原は「芸能関係の仕事って、そこ(労働時間)をうやむやにしてきた。すごく努力したりとか、長い時間働いたことを美談のように語ってきた」と世間の認識とのズレを説明し、「変えていかないといけない」と訴えた。

菅は身近な例として、M─1王者の戴冠直後を挙げ、「ここ何日か、寝てないんですよっていうことが、普通にまかり通ってたやん。これをオッケーにするのか、ノーにするのか、ということ」と問題の本質を挙げると、宇治原は「ここ(労働時間)を管理しないってなった場合、犠牲になる人が出てきてしまう。これはもう、芸能みたいな仕事であっても、きっちり管理しないといけないっていう風にならないといけない」と改善の必要性を求めた。

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