[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

市川猿之助 家族会議の中身判明「死んで生まれ変わろうと...」 薬は両親が先に飲むと説明

[ 2023年5月20日 14:45 ]

市川猿之助容疑者(左)と市川段四郎さん
Photo By スポニチ

都内の自宅で意識がもうろうとした状態で見つかり、救急搬送された歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が警視庁の聴取に語っていた「家族会議」の中身が20日、分かった。

死亡した父で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(76)と母の喜熨斗(きのし)延子さん(75)はリビングで並んで倒れ、司法解剖の結果、向精神薬中毒で亡くなった疑いがあることが判明している。

猿之助は18日に搬送された病院での聴取に「家族会議をした」と話していた。捜査関係者によると、この中身について「家族で死んで生まれ変わろうと話し合った」という主旨の話をし「両親が薬を飲んだ」という内容で説明したという。警視庁は、両親が猿之助より先に薬を飲んで一家で心中を図った可能性があるとみて、猿之助の回復を待ちながら話を事情を聴く方針だ。

両親に外傷や注射痕はなく、17日から18日にかけて死亡したとみられる。

発見時、猿之助を含めた3人は嘔吐(おうと)した状態だった。捜査関係者によると、いずれも吐いたような跡や口から泡が出ていた状態だったという。警視庁は口から睡眠導入剤のようなものを大量に摂取したとみているが、19日に猿之助宅の現場検証と家宅捜索を実施した結果、関連する薬物や容器は見つからなかった。家には土足痕など、一家以外の第三者が関与した形跡もなかった。家宅捜索ではスマートフォン複数台などを押収した。

現場で死亡が確認された延子さんが、発見時、死後数時間が経過していたとみられることも分かった。死後硬直が始まっていたという。夫妻は2階リビングで1枚の布団が掛けられた状態で横たわっていたが、段四郎さんは搬送先の病院で死亡が確認された。延子さんは発見される前日に死亡していた可能性もあり、2人の死亡時間の差についても捜査を進める。

3人は18日午前、マネジャーが猿之助宅を訪れた際に返答がなかったため室内を確認した際に見つかった。段四郎さんと延子さんは目立った外傷は確認されず、検視では死因は不詳だった。

猿之助を巡っては、18日に発売された週刊誌が性加害やハラスメント疑惑を報じていた。

だいやまーくいのちの電話
【相談窓口】
「日本いのちの電話」
ナビダイヤル 0570(783)556
午前10時〜午後10時
フリーダイヤル 0120(783)556
毎日:午後4時〜同9時
毎月10日:午前8時〜翌日午前8時

続きを表示

この記事のフォト

芸能の2023年5月20日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /