[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

【王将戦第5局】藤井王将タイトル防衛に王手 羽生九段との"大熱戦"制し世紀の対決3勝2敗に

[ 2023年2月26日 18:11 ]

<第72期王将戦第5局・第2日>熟考する藤井王将
Photo By スポニチ

将棋の第72期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第5局は、25、26の両日、島根県大田市の「さんべ荘」で指され、藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=が羽生善治九段(52)に勝利した。史上最年少5冠の若武者と永世7冠の資格を持つレジェンドによる世紀の対決で、藤井がタイトル防衛に王手をかけた。通算成績は藤井の3勝2敗。

これで藤井は、先手番の横歩取りで13連勝。大激戦となった終盤戦で勝負強さを見せつけた。序盤から大駒の交換が行われ、お互い王の守りも薄い。緊迫した空気の中、藤井が2時間の長考で41手目さんかく4五桂と指し、さらに激しい攻め合いに突入。飛車角を豪快に使い、的確に羽生王を追い詰める。鋭い指し回しで3勝目を挙げた。

藤井は対局後「負けることもあると思っていた」とコメント。勝因については「(終盤)桂馬を取った手が詰めに繋がっているので、その辺りが大きかったのかなと思います」と答えた。

第6局は3月11、12日に佐賀県上峰町の「大幸園」で行われる。藤井は「意識せずにもう一回頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

続きを表示

この記事のフォト

芸能の2023年2月26日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /