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笑福亭笑瓶さん通夜 ノンスタ井上、幻の送別会悔やむ「みんなでやりたいと話していたところだった」

[ 2023年2月26日 19:26 ]

通夜終了後に報道陣の取材に応じた井上裕介
Photo By スポニチ

22日に急性大動脈解離のため66歳で死去した、落語家でタレントの笑福亭笑瓶さん(しょうふくてい・しょうへい、本名渡士洋=とし・ひろし)さんの通夜が26日、東京・築地本願寺でしめやかに営まれ、お笑いコンビ「NON STYLE」井上裕介(42)が参列した。

笑瓶さんとは大阪ローカルの「大阪ほんわかテレビ」で10年以上、共演した。「まだ信じられないというのが正直なところ。お仕事とかでお会いしても元気そうな姿を見せていたので」と信じられない様子だった。

笑瓶さんと会うたびにかけられたのは、激励の言葉ばかりだったという。「"がんばってるやーん"って、ひと番声かけていただいたなというのが記憶にある。自分が出た番組とかも"井上、前あれ見たで。おもろかったで"って。褒めて育てるじゃないですけど、こっちが気持ち上がる言葉を、会うたびに毎回かけていただいたという記憶です」と振り返った。

最後に会ったのは、笑瓶さんが番組を卒業した3年前だったという。「卒業されるとなった時も、コロナがあったので、みんなで送別会ということもできなかった。そういうのを含めてコロナが落ち着いたら、みんなでやりたいなーという話をしていたところでした」と悔やんでいた。

突然の悲報だった。関係者によると、笑瓶さんは21日午前に自宅で倒れた。すぐに救急搬送され、大動脈解離と診断された。懸命の治療を受けたものの、状況は好転せず。22日午前に家族に見守られながら、静かに息を引き取った。16日にはレギュラー出演するBS―TBS「噂の!東京マガジン」の収録に参加したばかりだった。師匠の笑福亭鶴瓶は連絡を受け、笑瓶さんが緊急搬送された病院へ駆けつけて最後の対面をしていた。

笑瓶さんは15年に千葉県でゴルフをプレー中、同じ急性大動脈解離を発症。ドクターヘリで病院に運ばれていた。ヘビースモーカーだったが、それ以来たばこをやめ、食生活に気を遣うなど、健康第一の生活を送っていた。

通夜には「噂の!東京マガジン」の盟友であるフリーアナウンサー森本毅郎、小島奈津子、お笑いコンビ「Take2」深沢邦之、タレント山口良一、清水国明らが参列。お笑い界からも西川きよし、「爆笑問題」、土田晃之、松村邦洋、「デンジャラス」ノッチ、松本明子、山田雅人らが出席。その他、高島礼子、彦摩呂、島崎和歌子らも笑瓶さんと悲しみの対面を果たした。

葬儀・告別式は27日、同所で営まれる。

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