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「おかえりモネ」内野聖陽 若き日の鈴木京香を絶賛「危険なぐらい素敵に」名台詞「クソです!」ネット反響

[ 2021年6月25日 08:15 ]

連続テレビ小説「おかえりモネ」第30話。若かりし頃の耕治(内野聖陽)と亜哉子(鈴木京香)(C)NHK
Photo By 提供写真

女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は25日、第30話が放送され、第27話(6月22日)に続き、俳優・内野聖陽(52)と女優・鈴木京香(53)演じる主人公の両親の馴れ初めが描かれた。2人は30年前の若かりし姿に変身。内野は「京香さんも危険なぐらい、まじめでひたむきな女子大生を素敵に演じられています」と絶賛。鈴木も「(当時の)扮装になると、若き日の亜哉子さんの気持ちに自然となって、とても楽しい撮影でしたね」と充実感。鈴木の台詞「クソです!」もインターネット上で話題を呼んだ。

<(注記)以下、ネタバレ有>

朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

内野が演じる永浦耕治は、屈託のない百音の父。実家の漁業を継がず、地元の銀行に勤める。若かりし頃はトランペット奏者として鳴らし、百音が音楽と出会うきっかけをつくった。妻・亜哉子には頭が上がらない。

鈴木が演じる永浦亜哉子は仙台出身の元小学校教師。耕治との結婚後は、島の人々の明るさと温かさに惚れ込み、移り住んだ。今は義父・龍己(藤竜也)のカキ養殖業を手伝っている。

第27話は、両親と昔から知り合いの"トムさん"こと田中(塚本晋也)から、百音が馴れ初めを聞かされる。出会った当初、亜哉子の方が耕治に夢中。耕治の方は素っ気ないかったという。そこから亜哉子が大逆転を果たしたというのだが...という展開。

1986年(昭61)、仙台。ライブハウスに足を運んだ亜哉子は、トランペットを吹く耕治に"一目惚れ"。出待ちし「よかったら、映画でも」と耕治を「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に誘ったが、無反応。その後、ついには「私とお付き合いしてください!」と告白。しかし、耕治は「すいません。地元の島に忘れられねぇ人がいます」と断った。

第30話は、亜哉子の"大逆転"の続き。耕治が音楽をやめ、銀行に就職するとなっても、亜哉子の熱は冷めず。耕治のどこがいいのか、トムさんが尋ねると、亜哉子は「初めて聴いた時、『あっ、この人の音、明るい』『全然、陰がない』って思ったから」と答えた。

耕治は自分の音に対し、低評価。ある日、「トムさん、オレの音、好きじゃないっしょ?っていうか、明るくて真っすぐすぎて、つまんねぇって本心で思ってっしょ。音楽やるようなヤツは、もっと陰とか、傷とか、不幸とか、そういうの背負ってねぇと本当の色気出ねぇって」とトランペットを置くと、ライブハウスに現れた亜哉子は「正しくて明るくて、ポジティブで前向きであることが魅力にならない世界なんてクソです!どこまでも明るい、吹いている楽器の音まで明るいこの人は、最高に素敵です!陰が魅力だとか、不幸が色気だとか、そういう安っぽい価値観で、汚さないでください!」と将来の夫を力強く全肯定。トムさんは「で、そこからはアイツら、ニコイチって感じになっていったよね」と振り返った。

トムさんが森林組合に注文したテーブルとイスは完成。別れた妻に見に来てもらおうと百音と固唾をのんで待ったが、訪れず。代わりに耕治と亜哉子が現れ、3人は久しぶりに再会を果たした。

内野は「モネが父の若い写真を見て一瞬、『これ誰?』と気づかないくらいのビジュアルにしなくちゃいけなかったので、いろいろと激しくルックスを変えています。言葉遣いも、ちょっと濃いめの気仙沼ことばにしています。52歳の私が22歳に変身なので、ここは開き直って楽しんで演じてしまえ、っと...。ま、この若き2人のシーンは笑いながら見ていただけたなら、幸甚でございますね(笑)。京香さんも危険なぐらい、まじめでひたむきな女子大生を素敵に演じられていますので、"大人たちの青春時代"のシーンは微笑ましい感じになっていると思います。朝ドラのディレクターはじめ、美術・技術スタッフの頑張りに拍手&感謝!ですね」と手応え。

鈴木も「最初は『大丈夫ですか?私たちがやって?』という気持ちで不安だったんですが、スタッフの方々が心を砕いて、その当時の扮装をさせてくださりました。そして、内野さんが役に入り込んでトランペットを吹く姿を見たら、不安な気持ちはポンとなくなって『彼は最高に素敵です!』と心から言えたので、不思議ですね。扮装になると、若き日の亜哉子さんの気持ちに自然となって、頭で想像していたものと違って、素直に耕治さんのいいところはここです!とトムさんに言えたので、とても楽しい撮影でしたね」と振り返った。

SNS上には「鈴木京香さんに『クソです!』って言わせるなんて、ステキな朝ドラだわ」「本日の『おかえりモネ』。これ、明日から毎日全員復唱な。『正しくて明るくて、ポジティブで前向きであることが魅力にならない世界なんて、クソです!』」「亜哉ちゃんが言った『クソです!』。これが今週、今後の展開のテーマよ。くじけそうになったら、自分の弱さに落ち込んだら、みんな思い出してほしい。あなたのその弱みこそが魅力なのに、それを否定するなんて『クソです!』。これよね」などの声が相次いだ。

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