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菅野智之「応援されている感じっていうのは、あまり自分の中には...」米挑戦20年と24年の"温度差"

[ 2025年1月3日 21:35 ]

菅野智之
Photo By スポニチ

オリオールズの菅野智之投手(35)が1日、BSテレビ東京「エース達のなぜには物語がある 田中将大と前田健太と菅野智之のなぜにはドラマが」(後10・30)に出演。2020年に「断念」という形に終わった1度目のメジャー挑戦と、24年オフの海外FA権で再挑戦した際の周囲の声に違いについて語った。

23年12月の恒例自主トレ時から24年オフのメジャー挑戦を自身の中で決めて臨んだ昨シーズン。菅野は、15勝3敗で最多勝、最高勝率、MVP、バッテリー賞、ゴールデングラブ賞、ベストナインと6冠に輝き、巨人の4年ぶりのリーグ優勝に貢献。文句なしの結果を残して海外FA権を行使し、昨年12月にオリオールズと年俸1300万ドル(約20億円)の1年契約で合意した。

1度目の挑戦断念から自身が変わり、環境も変わった。菅野はオリオールズ決定を「本当にみんな喜んでくれましたし、心から応援してもらっているなっていうのは本当に感じた」と笑顔。そして「今回、それもやっぱりちょっと違いましたね、僕の中で。ポスティングで行った時(2020年)は日本シリーズまで行きましたけど、何かやっぱり後味が悪かったし、(メジャー挑戦を)応援されている感じっていうのは、あまり自分の中にはなくて」と20年オフに感じた自身への"温度"について語った。

「それもやっぱり大事なことだと思う。周りからそうやって背中押してもらってやるっていうのは。みんなが応援してくれてるっていうところは、さらなる来年頑張る原動力になると思っています」

20年オフの「人生で一番泣いた」1週間、苦渋のメジャー挑戦断念を乗り越え、35歳のオールドルーキーは、これまでと変わらず「現状維持は退化」「変化を恐れず」の言葉を胸に、そして「みんなの応援」を力に、目標だったメジャーの舞台に挑む。

◇菅野 智之(すがの・ともゆき)1989年(平元)10月11日生まれ、神奈川県出身の35歳。東海大相模から東海大を経て、12年ドラフト1位で巨人入団。17、18年に沢村賞。18年CS史上初のノーヒットノーラン。昨季は最多勝と勝率第1位のタイトルを獲得し、歴代投手最多タイの3度目、セ・リーグ投手最年長となるMVPを受賞した。15年プレミア12、17年WBC日本代表。1メートル86、95キロ。右投げ右打ち。

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