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【プレミア12】台湾 涙の世界一 指揮官「多くの歴史を作った」MVPはチン・ケツケン「夢みたい」

[ 2024年11月25日 00:09 ]

WBSCプレミア12 決勝 台湾4―0日本 ( 2024年11月24日 東京D )

<日本・台湾>台湾が日本に完封勝ちで優勝(撮影・篠原岳夫)
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「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は24日、決勝戦が行われ、台湾が日本代表「侍ジャパン」を4-0で下して、初優勝を飾った。

92年のバルセロナ五輪で銀メダルを獲得しているが、五輪、WBCを通じて年齢制限のない国際大会では初の世界一となった。

悲願の初優勝にナインは喜びを爆発させ、号泣する選手も。台湾の曽豪駒(ソ・ゴウク)監督は「本当に真実ではないように感じます。選手は自分の力を信じてきたこまで歩んできてくれました。最高の結果になって選手を誇りに思います」と胸を張った。

日本を下しての初の世界タイトル。「今回のチームは多くの歴史を作った。これは大きな意義がある。プレミアで世界の強いチームと戦うことで足りない部分も分かったし、台湾の今後の野球の発展につながる」とうなずいた。

投打がかみ合った。0―0で迎えた5回、先頭のリン・カセイが、戸郷から逆方向の右中間席へ運んで先制。さらに1死一、二塁と戸郷を攻め立て、チン・ケツケンが内角低めの150キロ直球を右翼席へ運んで3ラン。追加点を挙げた。

23日の日本戦では左腕のリン・イクビンを予告していたが、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)に罰金を支払って、決勝戦の先発に変更。ダイヤモンドバックス傘下3Aの左腕は大きなスライダーを武器に侍ジャパン打線を4回まで1安打無失点に抑え、計4投手の完封リレーでリードを守り切った。

大会MVPには、3ランを放ったチン・ケツケンが選出された。「合宿から選手がチーム、自分を信じて来た。本当に夢みたいです。台湾を世界に見せつけることがうれしい」と喜びを語った。

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