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能見は勝利の使者 オリックス移籍1年目で優勝に貢献 阪神との日本Sも「そうなると関西も盛り上がる」

[ 2021年10月27日 22:25 ]

<オリックス>ナインに胴上げされる能見(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

オリックスの能見篤史投手兼コーチ(42)も歓喜の輪で笑顔がはじけた。選手会長の吉田正、T-岡田、平野佳に続いて胴上げされて、「監督が無理矢理...(笑)。皆に『軽っ』て言われました」と笑いながらも、「選手だけでなくコーチという立場もある。選手の顔を見て、嬉しかった」と充実感に浸った。

阪神から移籍1年目で、オリックスの優勝に立ち会った。04年ドラフトの自由獲得枠で阪神に入団した能見は、阪神では入団1年目の05年に優勝して以来、歓喜の瞬間には立ち会えていなかったが、オリックスではいきなりVの使者となった。

今年のチームの強さについては「完成しているチームでない。伸びしろある選手が多い。監督が育てながら成長していきながら、能力ある選手があの舞台で力を発揮できるか考えながらやってきた。選手達も持っている力を出してくれた。たのもしく143試合を見ていた」と話した。

今季は26試合に登板し、2セーブ、5ホールドを挙げるなど、救援陣の一角として支えた。さらにコーチの立場としても、山本や宮城に助言を与えるなど陰から支え、立役者の一人になった。

今後は古巣・阪神と日本シリーズで戦う可能性もある。「そうなると関西も盛り上がる。こっちが勝たないとそういう話にもならないのでね」と、不敵に笑った。

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