2012年2月7日
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国立環境研究所の研究情報誌「環境儀」第43号 「藻類の系統保存−微細藻類と絶滅が危惧される藻類」の刊行について(お知らせ)
(筑波研究学園都市記者会、 環境省記者クラブ同時配付 )
平成 24年 2月 7日(火)
独立行政法人国立環境研究所
企画部長 : 德田 博保 (029-850-2302)
環境情報部長 : 岸部 和美 (029-850-2340)
環境儀WGリーダー : 佐治 光 (029-850-2417)
独立行政法人国立環境研究所
企画部長 : 德田 博保 (029-850-2302)
環境情報部長 : 岸部 和美 (029-850-2340)
環境儀WGリーダー : 佐治 光 (029-850-2417)
国立環境研究所の研究成果を分かりやすく伝える研究情報誌「環境儀」第43号「藻類の系統保存−微細藻類と絶滅が危惧される藻類」が刊行されました。
第43号では以下の内容を紹介しています。
(1)研究担当者へのインタビュー
笠井 文絵(かさい ふみえ)
生物・生態系環境研究センター 生物資源保存研究推進室長
(2)研究成果のサマリー及び国内外の研究の動向の紹介
・『微細藻類と絶滅が危惧される藻類の系統保存の概要』
・『藻類コレクション−その歴史、活動、課題など』
1 第43号の概要
国立環境研究所の微生物系統保存施設(NIESコレクション)には現在約430属、850種、3000株の藻類や原生動物が保存されています。藻類は光合成による有機物の生産者として地球上で重要な役割を果たしているほか、物質の循環や有用物質の生産などにも深く関わっています。現在約4万種が確認されていますが、自然界には16万から1000万種くらいの藻類が存在すると推定されています。
国立環境研究所では、この藻類を収集し保存株として系統保存しています。その役割としては、藻類を永続的に維持して、いつでも同じ実験結果が得られることを担保する、分類学や試験法などの基準・標準となる系統を提供する、種の多様性を守るための域外保全を行うなどがあります。
今号では、生物・生態系環境研究センター、生物資源保存研究推進室の笠井文絵室長が、藻類コレクションが始まったきっかけからその後の歩み、保存業務の概要、NIESコレクションの特徴、今後の課題等について解説しています。
2 閲覧・入手についての問い合わせ先
- 「環境儀」は、国立環境研究所のホームページで閲覧することができます。
-
環境儀
連絡先:国立環境研究所 環境情報部情報企画室出版普及係
(TEL: 029-850-2343、E-mail:pub@nies.go.jp)
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