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調査研究

研究会一覧2026年度

海を渡る労働者たち:フィリピン人船員の移動と権利保護

概要

本研究は、世界有数の船員供給国であるフィリピンを対象とし、グローバルな船員労働市場における国際労働移動の歴史的形成、現代の労働実態、労働保護制度、ならびに質の高い船員供給の持続可能性に係る諸課題を体系的に分析することを目的とする。時間軸としては、植民地時代から現代に至る歴史的展開を追跡し、とくにプラザ合意以降の日本商船隊における外国人船員配乗政策の展開と日比海事協力の深化、2024年に制定されたフィリピン人船員のマグナカルタ(共和国法12021号)がもたらした労働保護の革新、およびCOVID-19パンデミックが露呈した船員労働の構造的脆弱性とその後の法制度改革に焦点を当てる。本研究は、フィリピン地域研究、国際労働移動研究、海事労働研究という三つの学問領域を統合した学際的分析枠組みを構築することで、グローバル経済を支えながらも社会的に不可視化されてきた船員労働の実態を解明する。研究成果を一般読者向けの単著として出版することで、学術界のみならず政策立案者や海運業界関係者にも有用な知見を提供し、労働者の権利保護と海事産業の持続可能性を両立させるための理論的・政策的示唆を提供する。

期間

2026年4月〜2028年3月

研究会メンバー
役割 メンバー
[ 主査 ] 知花 いづみ

(注記)所属は研究会発足時のものです。

予定する研究成果
  • 和文単行書

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