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アジア経済研究所は、情報公開と世界への知的貢献を推進するため、2020年から研究成果のオンラインでの無償公開を進めています。オープンアクセス方針についてはこちらをご覧ください。

新刊

英文単行書の新刊情報は、New booksをご覧ください。

「米中冷戦」下における台湾の生存戦略

ebook

研究会成果

一般書

「米中冷戦」下における台湾の生存戦略

2026年3月発行 / ISBN978-4-258-04676-8

本書はアメリカと中国の勢力争いを左右し得る「小さな強国」台湾の生存戦略を論じている。過去の中台の交戦や軍事史の教訓から、小国が大国に抗うための軍事戦略を考えるとともに、軍事力を支える技術や社会的要因(とくに人口)も考慮に入れた台湾の国防戦略、そして外交や経済的手段も考慮に入れた包括的な「大戦略」(国家安全保障政策)にまで議論を進める。台湾の生存を脅かす要因は中国だけでなく、同盟国のアメリカにも存在する。一方、中国のねらいは文字どおりの「統一」(併合)でなく、南シナ海など海洋問題における中台共闘だと考えられる。そして、台湾は「島国」であり、大国間の勢力均衡策を図る「力」を発揮できる可能性がある。台湾が何もせずとも、中国は台湾の軍事力、政治的影響力を恐れている。大国を脅かす「力」をもつことは小国にとって諸刃の剣である。だからこそ、台湾には「小さな強国」として振る舞い続ける必要があるのである。

ラテンアメリカへのお誘い――社会を知り学んでみよう――

ebook

研究会成果

一般書

ラテンアメリカへのお誘い――社会を知り学んでみよう――

2026年3月発行 / ISBN978-4-258-04674-4

ラテンアメリカは、日本で最も知られていない地域かもしれません。そのため、ラテンアメリカへの関心も低いといえるでしょう。そして近年、日本では少子高齢化のため、ラテンアメリカなどを大学で学ぶ学生の数自体が減っていきます。そこで、大学の教員である私たち執筆者は、「ラテンアメリカを知ってもらうこと」を目的に、本書を作成しました。まずは「知る」ことで「関心をもち」、「もっと学びたい」と思ってもらえるような教科書をめざしました。次世代を担う大学生(高校生も大歓迎)をおもな対象に、私たちが日々生活する「社会」に焦点を当て、ラテンアメリカへ「お誘い」するのが、本教科書のコンセプトです。そのため、学術性の高さより、もっと専門的なさらなる学びへの「きっかけ」となるよう、本書を編纂しました。電子書籍の利点を生かし、本書ではインターネットで先行研究、ウェブサイト、動画などをみられるよう工夫しました。無料でダウンロードできますので、是非ご覧ください。

近田 亮平 編

ろう者と国家、教育の交差――アジア・アフリカ・南米における言語資本としての手話――

外部出版

研究会成果

ひつじ書房

ろう者と国家、教育の交差――アジア・アフリカ・南米における言語資本としての手話――

2026年3月発行 / ISBN978-4-8234-1338-4

世界の約7割は開発途上国である。どの国にもろう者がおり、そこには音声言語とは異なる手話がある。しかし途上国の手話についての研究は驚くほど少なく、その実態も分かっていない。本書は、途上国各国の手話の歴史と現状、言語政策との関わりを論じ、ろう者の社会や手話がマジョリティの社会や国家と教育を通じてどういった関係にあるのかを問う。

エジプトの住宅政策――統治・開発・空間秩序――

ebook

研究会成果

一般書

エジプトの住宅政策――統治・開発・空間秩序――

2026年3月発行 / ISBN978-4-258-04675-1

本書は、2023〜2024年度にアジア経済研究所で実施された個人研究「エジプトの新都市開発」の成果をまとめたものである。エジプトでは、2015年に発表された新行政首都(NAC)構想をはじめ、1970年代末以降、砂漠地帯での新都市開発が繰り返されてきた。過去の多くのプロジェクトが「失敗」と評されてきたにもかかわらず、なぜ歴代政権は新都市開発に固執し続けてきたのか。本書は、この素朴な疑問を出発点として、住宅政策を単なる福祉や都市計画としてではなく、人口配置や空間再編を通じて社会秩序を形成する「国家を形成する政策」として捉え直す。

岐路に立つインドネシア――ジョコウィ政権の評価とプラボウォ新政権の課題――

ebook

研究会成果

一般書

岐路に立つインドネシア――ジョコウィ政権の評価とプラボウォ新政権の課題――

2025年12月発行 / ISBN978-4-258-04672-0

2024年10月、インドネシアでは10年ぶりの政権交代がみられた。大統領であったジョコ・ウィドド(ジョコウィ)が二期10年の任期を全うし、プラボウォ・スビアントが新大統領に就任した。この政権交代にあわせて、本書では大きく3つの視点からインドネシアの分析を試みている。まず、ジョコウィ政権の評価である。ここでは政治や経済、市民社会、外交、そして環境問題への取り組みといったトピックを取り上げている。つぎに、2024年2月に実施された国会議員選挙と大統領選挙における選挙運動や投票行動、そして選出された国会議員の特徴の分析である。最後に、プラボウォ新政権の特徴の解明である。以上の分析を通じて、本書は、現在および今後のインドネシアの動向を探る際に必要となる視座を提供する。

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