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調査研究

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共産党一党独裁体制と大衆組織―ベトナムとキューバの事例から(2017_2_40_006)

概要

共産党一党独裁体制の強靭さ(レジリエンス)については、近年の権威主義体制論の中で、民主主義が容易に定着しないメカニズムの議論の中で徐々に進展してきた。しかし権威主義論の中で共産党一党独裁体制や全体主義体制を検討する研究は多くない。ひとつには、ソ連崩壊によって、世界のほとんどの共産党一党独裁体制が消滅してしまったことが一因と考えられる。ソ連崩壊によっても倒れなかった共産党一党独裁体制は限られているが、なぜ生き残ったのか、についての議論は、十分に行われていない。

本研究会でとりあげるベトナムとキューバは、数少ない共産党一党独裁体制であり、その中でも体制を支える要因として、大衆組織に着目する点でも、従来ほとんど研究蓄積のない分野である。大衆組織が、国民のニーズにこたえることで、共産党一党独裁体制の支持を強化していることを示したい。

期間

2017年4月〜2019年3月

研究会メンバー
[ 主査 ] 山岡 加奈子
[ 幹事 ] 石塚 二葉


研究成果
  • アジア経済

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