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調査研究

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モルディブ基礎研究(2017_1_40_008)

概要

モルディブはインド洋に浮かぶ1200あまりの島々からなる人口40万人ほどのイスラム教徒人口100%の国である。1人当たりGDPが7635ドル(2014年)と南アジアの中では最も高いが、ほとんどを観光に依存しており、少人口,遠隔性,自然災害など,島国固有の脆弱性ももっている。

しかしモルディブが直面するのは島国に特徴的な危機だけではない。中東のアラブの春に先駆けて、2008年には長期政権が崩壊し、その後就任した政権もクーデタ騒ぎで倒れるなど混乱があった。 一連の政治変動の過程において、従来背景に隠れていた宗教的な要素が現れてきた。また,長期政権によって秘匿されていた経済危機も露出した。

さらに近年はインド洋における中国の進出がモルディブにも及んでおり小国モルディブの出来事がインド洋全体の海洋安全保障に影響を及ぼさざるを得ない事態となっている。

本課題案ではモルディブを取り巻く問題について基礎理論研究会として取り組み,先行研究サーベイなど基礎的な研究を行う。

期間

2017年4月〜2018年3月

研究会メンバー
[ 主査・幹事 ] 荒井 悦代
[ 委員 ] 今泉 慎也


研究成果
  • 基礎理論研究会成果報告書

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