本学の内分泌・代謝・糖尿病内科学、消化器内科学、医科プレ・プロバイオティクスの研究チームは、脂質代謝に重要なプログルカゴン由来ペプチド(PGDPs)が欠損したマウスを用いて、高脂肪食が脂肪肝や肥満に与える影響を調査しました。研究では、PGDPsが欠損したマウス(GCGKOマウス)と対照マウスに、高脂肪食を7日間負荷して脂質代謝の変化を検討。その結果、PGDPsが欠如すると腸での脂質吸収が抑制され、肝臓や脂肪組織への脂質の蓄積が抑えられることを発見。さらに腸内細菌の変化もみられ、肥満抵抗性に関連することも示されました。この成果は、脂肪肝や肥満の予防や治療の新たな方法につながる可能性があります。
研究者
医学部 内分泌・代謝・糖尿病内科学
鈴木敦詞 教授
医学部 内分泌・代謝・糖尿病内科学
清野祐介准 教授
医学部 内分泌・代謝・糖尿病内科学
西田康貴 医師
医学部 消化器内科学、医科プレ・プロバイオティクス
廣岡芳樹 教授
et al.