学科概要
入学定員
30
名
2027年4月 医工共創学科 医学部に誕生。
AIや先進テクノロジーの台頭で、がんやゲノム、再生医療など高度先進医療の研究も加速的に進み、発見や治療が難しいとされてきた病にも明るい光が見えています。一方で少子高齢化や人材不足など解決が急がれる問題にも同様にテクノロジーが不可欠です。次世代・次々世代AIが登場する数年後には医療の概念や常識はより劇的に変化し、かつてない転換期を迎えます。
藤田医科大学は、この変化に呼応できる新たな医療人材の育成が急務と考え、2027年4月医学部に医工共創学科を設置します。
時代の流れの先頭に立ち、「ヒトを知る医療者」と「工学を知る技術者」の知識を基本に、情報学、経済学の視点も加え、未来に生きるすべての人が生涯を健康に笑顔で暮らせる医療テクノロジーを産業界や社会と共に創り出す。今まで世の中に居なかった医工学スペシャリストは、世界中から必要とされる存在になるのは間違いありません。
現在、IT、機械、電子、情報など各分野の工学エンジニアたちは医療界からのニーズに応える技術開発のため医療知識をその都度勉強します。しかし、生命に直結する高度な人体の仕組みや現場の感覚を正確に把握し、開発に落とし込むのは容易ではありません。医療者も同様に医薬品や医療機器開発のアイデアがあっても、実用化に必要な工学知識や技術を理解するには限界があるなど、共通認識を持てていないことが、早期実装を妨げる一因となっています。
医工共創学科の学生は、医学部生として、大学・大学病院に蓄積された本物の医療データを活用した、他に類を見ない実践的な学びを体験します。医学と工学、未来医療の両輪となる知識を土台に、自ら医療者の視点でニーズを見つけ工学・情報科学を駆使して課題を分析し解決プランを設計、社会実装できる医工学スペシャリストを育成します。患者さんにも臨床現場にも優しい医療をめざして。新しい医工学がいよいよ始まります。
医療系大学では数少ない、自学自修を奨励する単位制を導入しています。自分の興味や関心、ペースに応じた科目履修が可能です。また、1年を4 期に分けるクォーター制も導入。8週の授業期間で短期集中的に学修ができるため、モチベーションが保ちやすく、テストまでの期間も短く勉強がしやすくなります。柔軟に履修計画を立てることで、留学やインターンシップといった学外活動への参加が可能になるなどさまざまなメリットがあります。
マルチスケール・デジタルツインで患者価値を極大化、病院を最適化、新産業を創出する変革人材。
学士課程卒業後に就職することは可能です。
但し、6年一貫教育プログラムを修了した者とは、就職先や業務内容が異なる可能性があります。
医療専門職の資格取得を目指す教育プログラムではありません。
しかし、医療専門職の国家資格を有していないことは、決して弱みではありません。
留学することは可能です。本学が連携している大学であれば、単位認定も可能です。
また、国内外のインターンシップ制度もあるため、活躍の場は広がっていきます。
新学科では、低学年のうちから多様な研究に触れることができるため、興味をもった分野で研究テーマを自ら選ぶことが可能です。例えば、バーチャル空間医療シミュレーションモデルの研究、新しい医療センサの開発などがあります。
総合型選抜入試、一般選抜入試、共通テスト利用入試を検討しています
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