本文へ移動

藤田医科大学

パーキンソン病と尿酸およびエネルギー代謝障害の関係を示す新たな発見

  • 精神・神経
  • パーキンソン病

パーキンソン病は、世界で2番目に多い神経変性疾患です。これまで、尿酸の低下が病気の進行や症状の悪化と関連していることが知られていましたが、そのメカニズムは不明でした。本学研究チームは、パーキンソン病患者の血清および脳脊髄液中の尿酸レベルの低下と、エネルギー産生に関わるプリン代謝異常を発見。これまで病気の進行や症状の悪化に関連するとされていた尿酸の低下は病気の直接的な原因ではなく、体重・性別・年齢などのエネルギー代謝障害や運動不足と関連する可能性が示唆されました。また、エネルギー代謝に重要なヒポキサンチンやイノシンの減少も確認され、エネルギー産出に重要なプリン体の再利用システムに障害があると考えられます。本研究成果は、パーキンソン病とエネルギー代謝の関係の理解を深め、プリン体の再利用を促進する新たな治療法の開発に貢献する可能性があります。

研究者

医学部 脳神経内科学

島さゆり 講師

医学部 脳神経内科学

水谷泰彰 准教授

医学部 脳神経内科学

渡辺宏久 教授

et al.

FOLLOW US

公式SNSアカウント

SITE MAP

サイトマップ

[フレーム]

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /