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アジ大漁 3人で700匹 三重県志摩市・的矢イカダ

2024年11月27日 05時05分

アジ6重連のパーフェクトを決めた川瀬さん

アジ6重連のパーフェクトを決めた川瀬さん

  • アジ6重連のパーフェクトを決めた川瀬さん
  • 当日の3人の釣果

今年3月の釣行時は貧果に終わった三重県志摩市磯部町・的矢イカダのアジ。再チャレンジしようと13日、釣友2人を誘って出かけた。結果は15センチ前後の小型ながら3人で700匹超の大漁を達成し、雪辱することができた。
午前7時、2番船で出船し、15分ほどで渡鹿野島西の浦イカダ13号に渡った。この日は北の風5メートルで、風を背にして南向きに釣り座を構えた。中央に私、左に早田嘉幸さん(71)、右に川瀬和雄さん(69)だ。
最初に仕掛けを投入したのは早田さんで、1投目からアジが一荷で上がってきた。サビキはピンクと聞き、川瀬さんもピンクを選択したようだ。私は1・5メートルの竿に上カゴ、ハリス1号、白系サビキ7号針、オモリ15号の仕掛け。まき餌はアミエビだ。
早速、仕掛けを投入する。着底後、まき餌を振り出そうと思った瞬間、竿先がビュンビュンと揺れた。ゆっくりとリールを巻いてくると、何と5重連でアジが掛かっていた。2人は6本針にパーフェクトで、3人とも入れ食いだ。その後もトリプル、4重連、5重連と続いた。
そんな調子でしばらく釣っていると、私の竿に大物が掛かったようで沖へと走られた。ツバスだろう。1号ハリスでは太刀打ちできず、ハリスが切れた。それでも釣れている時は釣らなければいけない。アジはいつ消えてしまうか分からないからだ。
5本針のままで釣りを続行すると、5重連の嵐だ。私のハリス切れを見た早田さんは、釣ったアジを餌に大物狙いの仕掛けを入れ、置き竿としていた。
8時、私が束釣りを達成すると、川瀬さんは既に140匹をカウント。その30分後、早田さんの大物仕掛けの竿が大きく曲がった。走るのを必死にこらえている間、私は玉網を組み立てる。何とか間に合って無事、40センチクラスのツバスを取り込んだ。
このころになると、仕掛けを落としている途中でアジが掛かってくるようになった。川瀬さんが海面にアミエビを落とした時も、アジがグワーッと寄ってきた。私はこの時点で150匹の釣果だった。
ここで船頭に正午の船で帰ることを連絡する。その後、遊びでアミエビを海面にまき、アジが寄ってきたところでサビキを入れると、ギラリとアジが光って走る。サイトフィッシングだ。釣れても一荷までだが、これも面白かった。
ここでまき餌を川瀬さんに頼み、北側にアジ泳がせの置き竿を入れてから朝食を取る。早田さんは130匹でアジ釣りをやめ、今度はワームを投げ始めた。
しばらくして「何か掛かった」と言いながら竿を曲げている。私が玉網を手にスタンバイしていると、引き寄せたのは45センチのアカカマスだった。その後、30センチの同魚を追加した。
私の泳がせ仕掛けを回収すると、アオリイカに食われた痕跡があった。これを見た川瀬さんは、エギでアオリを狙ったものの不発だった。納竿20分前にはサヨリの姿が見えた。船頭によると「サヨリは来ない」と言っていたが、仕掛けと竿は用意していた。
川瀬さんにアミエビまき餌での足止めを頼み、サヨリ仕掛けを作って釣り始める。すると、ウキがユラユラした瞬間、スパッと入った。引きが伝わったが、残念ながらサヨリのそれではない。浮上してきたのはコノシロだった。
次投も気持ちよくウキが入ったが今度はアジ。サヨリより先にアジが食ってしまうのだ。納竿5分前、ようやくサヨリがヒットしたが、道糸がイカダの隙間に入ってしまい、痛恨のバラシとなった。11時半納竿。イカダを洗ってから迎えの船に乗り込む。この時間に早帰りしたのは私たちだけだった。
この日の釣果は3人で15センチ前後のアジ700匹以上。私は238匹、竿頭の川瀬さんは340匹だった。ほかにツバス1匹、アカカマス2匹。大漁で3月の雪辱を果たすことができ、大満足で帰路に就いた。イカダ料金1人4000円。(問)有岡渡船=(電)090(1725)7790
(中日釣ペン・小池辰雄)

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