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プレスリリース

2016年 3月 8日
国立研究開発法人海洋研究開発機構

DONET1における電力供給バランスの不調について

海洋研究開発機構が紀伊半島沖に設置している地震・津波観測監視システム(DONET1)において、3月4日07時15分頃から陸上局からの電力供給のバランスが崩れるという事象が発生しています。DONET1の電力は、ループ状に敷設された基幹ケーブルの両端から、通常ではプラス側+約1500V、マイナス側-約1500Vで供給されていますが、このバランスが崩れており、現在、原因究明に努めております。

現状、電力供給に大きな変化はなく安定しており、データの収集は正常で、この事象によるデータの欠測は発生していません。

なお、原因の一つとして地絡障害が考えられますが、DONETはケーブルの途中1か所で地絡障害が発生しても、電力バランスを変えることでデータが収集できるよう冗長性を持たせた設計・製作がなされております。

[画像:図1]
≪紀伊半島沖に設置しているDONET展開図≫
国立研究開発法人海洋研究開発機構
(本内容について)
地震津波海域観測研究開発センター 企画調整グループ
グループリーダー 満澤 巨彦 TEL:045-778-5730 kg-kikan@jamstec.go.jp
(報道担当)
広報部 報道課 課長 松井 宏泰 TEL:046-867-9198

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