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プレスリリース

2016年 1月 22日
国立研究開発法人海洋研究開発機構

トライトンブイ18号基の流出について(速報)

国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)がインド洋熱帯域で運用しているトライトンブイ((注記))18号基が係留地点から漂流していることを確認しましたのでお知らせします。

1.現在の状況:
1月21日22時00分(日本時間)現在、ブイは南緯1.5度、東経90度の設置点(図1)より、速度約2.2km/hで西へ漂流中です。搭載された衛星通信装置の発信状況は良好であるため、ブイの位置は逐次把握できている状況です。なお、海上保安庁海洋情報部に対しては、付近を航行中の船舶に対して注意を喚起するよう依頼しています。
2.推定原因:
何らかの原因により係留用ワイヤーロープの被覆に傷が入り、鉄心線が海水に曝され、腐食し破断に至ったものと推定されます。
3.今後の予定:
当該ブイの位置は把握しており、引き続き監視を行います。ブイの回収方法、回収時期については現在検討中です。

(注記)トライトンブイ(図2)
トライトンブイは、インド洋と西太平洋の熱帯赤道域に当機構が設置している、海洋観測ブイです。海水温度、塩分濃度について深度500メートル(インド洋)もしくは750メートル(西太平洋)まで一定間隔で観測するほか、風、大気温度、湿度、降水量、日射量、潮流の観測も行います。観測されたデータは、人工衛星を通じ気象庁はじめ世界の気象機関や研究機関等に提供され、エルニーニョやダイポールモード現象などの研究や季節予報、台風発生等の気象予測の精度向上等に寄与しています。現在インド洋では、小型タイプのトライトンブイによる観測を行っています。

[画像:図1]
図1 トライトンブイ18号基 設置海域図
[画像:図2]
図2 トライトンブイ18号基の構成
(CTD:電気伝導度、水温、水深計、ADCM:超音波流速計、TD:水温、水深計)
国立研究開発法人海洋研究開発機構
(本内容について)
海洋工学センター 海洋技術開発部 長期観測技術グループ
グループリーダー 石原 靖久
(報道担当)
広報部 報道課長 松井 宏泰

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