独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平朝彦)は、「都市・臨海・港湾域の統合グリーンイノベーション -都市と海のつながりから環境を考える- 第4回 シンポジウム」を開催いたしますので、お知らせします。
文部科学省が平成22年度に「気候変動適応戦略イニシアチブ」事業の一つとして設定した「気候変動適応研究推進プログラム」は、都道府県あるいは市区町村などの地域規模で行われる気候変動適応策立案を支える科学的知見を提供するための研究開発を進めることを目的として実施されています。「都市・臨海・港湾域の統合グリーンイノベーション」は、このプログラムの研究課題の一つとして、気候変動に伴うヒートアイランド現象や都市型集中豪雨に注目して平成22年度より平成26年度までの5年間研究開発を行ってきました。
最終回となる本シンポジウムでは、本年度で終了する研究課題を総括する成果発表を行い、都市と港湾域を総合した環境づくりを推進する新しいアプローチの必要性と重要性について広く周知し、得られた成果を気候変動適応戦略の一つとして今後どう展開していくかについて考えます。皆様のお越しをお待ちしております。
記
1.日時
:
平成27年3月20日(金)13:00〜16:35(12:00開場)
2.会場
:
国連大学 ウ・タント国際会議場
東京都渋谷区神宮前5-53-70 (3階)(
別紙1参照)
3.参加費
:
無料
5.主催
:
独立行政法人海洋研究開発機構
共催
:
独立行政法人国立環境研究所、国立大学法人東京大学、学校法人中央大学
別紙1
会場アクセス
国連大学 ウ・タント国際会議場
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
地下鉄表参道駅B2出口から徒歩5分
渋谷駅から徒歩10分
別紙2
プログラム
12:00
開場受付開始
13:00 - 13:10
主催者挨拶
堀田 平(海洋研究開発機構 理事)
13:10 - 13:20
来賓挨拶
原 克彦(文部科学省研究開発局 環境エネルギー課長)
13:20 - 13:40
「気候変動に適応する東京の新しい環境づくり」
高橋 桂子(海洋研究開発機構 地球情報基盤センター長)
13:40 - 14:00
「水と緑の再生と地球環境時代の都市ビジョン」
石川 幹子(中央大学理工学部人間総合理工学科 教授)
14:00 - 14:20
「気候変動による浸水被害予測と緑地整備による軽減効果について」
林 誠二(国立環境研究所 地域環境研究センター 土壌環境研究室長)
14:20 - 14:40
休憩
14:40 - 14:50
「都市を襲う豪雨の予測シミュレーション」
大西 領 (海洋研究開発機構地球情報基盤センター グループリーダー)
崔 栄珍(海洋研究開発機構地球情報基盤センター ポストドクトラル研究員)
14:50 - 15:00
「Numerical study of water temperature distribution in Tokyo Bay and its influencing factors」
Li-Feng Lu(海洋研究開発機構地球情報基盤センター ポストドクトラル研究員)
15:00 - 15:10
「東京都心部における近代以降の高温化の要因と対策」
高取 千佳(名古屋大学大学院環境学研究科 助教)
15:10 - 15:20
「都市緑地の高解像度熱環境シミュレーション 〜樹木は気温を下げるのか〜」
松田 景吾(海洋研究開発機構地球情報基盤センター 研究員)
15:20 - 15:30
「市町村サイズの身近な温暖化を探るシミュレーション」
杉山 徹(海洋研究開発機構地球情報基盤センター 技術研究員)
15:30 - 15:40
「神田川上流域における都市緑地の有する内水氾濫抑制効果のシミュレーション解析」
大和 広明(中央大学研究開発機構 助教)
飯田 晶子(東京大学大学院工学系研究科 助教)
15:40 - 15:50
「みどりの気温低減機能を評価するための空間情報指標」
蛭田 有希(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 博士課程)
15:50 - 16:10
招待講演「『東京都長期ビジョン』と公園緑地計画」
竹内 智子(東京都建設局公園緑地部計画課 企画係長)
16:10 - 16:30
エンカレッジメント(アドバイザリー委員会 講評)
矢川 元基(原子力安全研究協会 理事長)
佐土原 聡(横浜国立大学大学院 教授)
木村 富士男(海洋研究開発機構 特任上席研究員)
16:30 - 16:35
閉会挨拶
高橋 桂子(海洋研究開発機構 地球情報基盤センター長)
ポスター[PDF:8.76MB]