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プレスリリース

2014年 1月 17日
独立行政法人海洋研究開発機構

地球深部探査船「ちきゅう」による国際深海科学掘削計画(IODP)
第348次研究航海「南海トラフ地震発生帯掘削計画」ステージ3の計画変更について

独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)は、国際深海科学掘削計画(IODP:International Ocean Discovery Program)の一環として、昨年9月13日より本年1月20日までの計画で、地球深部探査船「ちきゅう」による第348次研究航海「南海トラフ地震発生帯掘削計画」ステージ3を実施しております(平成25年9月2日プレスリリース)。

今回の調査掘削において、荒天による掘削作業の中断や不安定な孔内状況を克服しながら予定された調査作業に取り組んでおり、これまでに掘削同時検層((注記)1)において地層物性のデータを取得し、岩石コア試料の採取も行っています。

しかしながら、9-10月に連続して発生した巨大台風や、11-12月の低気圧の通過に伴う荒天による作業中断期間が予想以上に長かったことに加え、掘削孔内の地質状況が不安定なことから作業の遅延が生じております。

つきましては、今後の作業の効率性等を考慮し、今回の調査掘削を1月末までに延期することに致しましたので、お知らせします。なお、今回の調査掘削が終了した際には、速やかにお知らせ致します。

(注記)1:地質の特性や断層を把握するため、ドリルパイプの先端近くにセンサーを搭載し、掘削と同時に孔内で各種計測を行うこと。なお、この掘削同時検層において、科学掘削としては世界最深の掘削深度記録(水深1939.0m、海底下3058.5m)を達成しました。

独立行政法人海洋研究開発機構
(本内容について)
地球深部探査センター 企画調整室長 菊田 宏之
(報道担当)
広報部 報道課長 菊地 一成

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