このウェブサイトではJavaScriptおよびスタイルシートを使用しております。正常に表示させるためにはJavaScriptを有効にしてください。ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した過去のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。
2013年 8月 23日
独立行政法人海洋研究開発機構
独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)は、文部科学省委託事業「気候変動リスク情報創生プログラム」の第2回公開シンポジウムを下記のとおり開催しますのでお知らせいたします。
「気候変動リスク情報創生プログラム」は、気候変動予測の信頼性を高めるとともに、気候変動リスクの特定や生起確率を評価する技術、気候変動リスクの影響を多角的に評価する技術に関する研究等を推進し、気候変動によって生じる多様なリスクのマネジメントに資する基盤的情報の創出を目的として研究開発を進めています。
今回のシンポジウムでは、本プログラムの中から『近年の気候変化を「仕分け」する』、『将来予測に向けて過去をよく理解するための技術』、『ダウンスケールデータの影響評価研究への適用について』、そして『温暖化に伴いスーパー台風はどこまで強くなるのか』という4つの話題にスポットを当て、その研究内容と最新の知見を紹介します。
前半では過去の熱波の到来や集中豪雨などの異常気象がはたして温暖化のせいなのか?あるいは他の要因のせいなのか?を探るイベント・アトリビューションと呼ばれる分析手法や、過去の大気や海洋の状態を観測データに基づきながら気候モデルの中に再現し、5〜10年後のより正確な気候予測を実現するための技術的背景について取り上げます。
後半ではまず、日本に温暖化の影響がどのように出てくるのかを詳しく探るために用いられる予測手法についてお伝えします。また、温暖化に伴う海水温上昇の結果として増大すると言われている極めて強い台風(スーパー台風)が、実際にどこまで増大するのかという問題に対する取り組みについて最後にお話しします。
記
平成25年度公開シンポジウム 「気候変動のリスクを知る〜リスク情報の創り方〜」
別紙1
会場周辺地図
○しろまる国連大学本部ウ・タント国際会議場
JR「渋谷駅」より徒歩15分、地下鉄「表参道駅」B2出口より徒歩8分
別紙2
プログラム
時間 | タイトル | スピーカー/所属、役職 |
---|---|---|
13:30-13:35 | 開会挨拶 | 文部科学省 |
13:35-13:50 | 講演の全体説明・ハイライト | 住 明正 文部科学省技術参与 国立環境研究所 理事長 |
13:50-14:20 | 近年の気候変化を「仕分け」する -温暖化研究の新たな展開‐ |
渡部 雅浩 東京大学大気海洋研究所 准教授 |
14:20-14:50 | 将来予測に向けて過去をよく理解するための技術 | 石井 正好 気象庁気象研究所 気候研究部 主任研究官 |
14:50-15:00 | 質疑応答(10分) | |
休憩(15分) | ||
15:15-15:45 | ダウンスケールデータの影響評価研究への適用について | 高薮 出 気象庁気象研究所 環境・応用気象研究部 第二研究室 室長 |
15:45-16:15 | 温暖化に伴いスーパー台風はどこまで強くなるのか | 坪木 和久 名古屋大学 地球水循環研究センター 教授 |
16:15-16:25 | 質疑応答(10分) | |
16:25-16:35 | 講演の総括 | 木村 富士男 文部科学省技術参与 海洋研究開発機構 地球環境変動領域 プログラムディレクター |
16:35-16:40 | 閉会挨拶 | 住 明正 文部科学省技術参与 国立環境研究所 理事長 |