新村直弘

マーケット・リスク・アドバイザリー共同代表

にいむら・なおひろ/マーケット・リスク・アドバイザリー共同代表。1994年東京大学工学部精密機械工学科卒。日本興業銀行、バークレイズ・キャピタル証券、ドイツ証券を経て、2010年に企業向け価格リスクコンサルを専業とする株式会社マーケット・リスク・アドバイザリーを設立、共同代表に就任。原材料市場動向分析、市場価格リスク対策(デリバティブ)を担当。
日本アナリスト協会検定会員、資源エネルギー学会会員。著書に「調達・購買・財務担当者のための原材料の市場分析入門」(ダイヤモンド社)、「コモディティ・デリバティブのすべて」(きんざい)、「天候デリバティブのすべて―金融工学の応用と実践」(東京電機大学出版)。
会社URL:https://marketrisk.jp/
書籍URL(市場分析編)https://amzn.to/2KiSwEo
(リスクマネジメント編)https://amzn.to/2K890TE

銅は46%、ガリウムは98%「中国産」!脱炭素で需要増の鉱物資源価格に影落とす米中対立

2024年7月2日

銅は46%、ガリウムは98%「中国産」!脱炭素で需要増の鉱物資源価格に影落とす米中対立

銅を含む非鉄金属である鉱物資源の価格が、急上昇している。石油に並んで鉱物資源は、私たちの経済活動を支える資源である。では、鉱物資源の価格は今後も上昇を続けるのだろうか。

原油相場は半年ぶり高水準で90ドル目指す、米国の量的緩和が価格上昇の引き金に

2024年4月13日

原油相場は半年ぶり高水準で90ドル目指す、米国の量的緩和が価格上昇の引き金に

原油価格が半年ぶりの高水準となり、1バレル当たり90ドルを目指す動きを見せている。今後の原油価格はどのように推移するのか。実は、米国の量的緩和がその行末を大きく左右するかもしれないのだ。

台湾総統選で対中強硬派が勝利!台湾有事が「商品市況」に与えるリスクシナリオは?

2024年1月30日

台湾総統選で対中強硬派が勝利!台湾有事が「商品市況」に与えるリスクシナリオは?

台湾総統選で対中強硬派が勝利し、台湾と中国の緊張関係が続く見通しだ。「台湾有事」は、起き得るのか。その場合、世界経済にどのようなインパクトを与えるのか。そのリスクシナリオを考えてみた。

パレスチナ情勢緊迫化と「資源調達」、激変する世界秩序に潜むリスクの軽減策

2023年11月13日

パレスチナ情勢緊迫化と「資源調達」、激変する世界秩序に潜むリスクの軽減策

イスラム組織ハマスがイスラエルへの奇襲攻撃を仕掛けたことをきっかけに、パレスチナ情勢が緊迫化している。すでに米中対立やウクライナ危機などによって、これまでの世界秩序は大きく変わった。そうした中で、各企業は資源調達のあり方を再考する...

中国の不動産バブル正常化は2025年?解決に失敗したら世界経済と商品市況はどうなるか

2023年9月5日

中国の不動産バブル正常化は2025年?解決に失敗したら世界経済と商品市況はどうなるか

経営難に陥っていた中国の不動産大手、恒大集団が米連邦破産法第15条の適用を申請した。いよいよ中国の不動産バブルは崩壊するのか。それによる世界経済、商品市況への影響は。そのリスクシナリオを読み解く。

穀物価格はエルニーニョ現象で「下落」予想も、24年に要注意な3つのリスクシナリオ

2023年4月14日

穀物価格はエルニーニョ現象で「下落」予想も、24年に要注意な3つのリスクシナリオ

気象状況は商品市況、とりわけ穀物の価格形成に大きな影響を及ぼす。ここ3年間は、ラニーニャ現象が続いていた。このほど発表された長期予報を基に、穀物価格の行方とリスクシナリオを考えてみたい。

「ゴールド」と「オイル」の価格をプロが予想!原油は23年に底入れか

2022年12月18日

「ゴールド」と「オイル」の価格をプロが予想!原油は23年に底入れか

2022年はウクライナに侵攻したロシアへの制裁強化により、原油価格が一時前年比2倍近くまで急上昇する波乱の年となった。23年の原油、金相場はどのように推移するのか。利上げや地政学的要因が商品価格に与える影響を分析し、23年の平均価格を予測...

資源貧国ニッポンが直面する2大リスク、労働力不足とエネルギー危機に備えよ

2022年10月4日

資源貧国ニッポンが直面する2大リスク、労働力不足とエネルギー危機に備えよ

人口動向は経済を予測する上で、重要な指標だ。世界経済をけん引する中国やインドは人口増加が続く一方で、日本は人口減少が止まらない。これに伴い労働力不足が懸念され、さらに資源に乏しい日本において、今後、どうエネルギーを確保するかも大き...

2023年は価格変動リスクに備えよ!ウクライナ危機で「一物二価」の時代到来へ

2022年9月5日

2023年は価格変動リスクに備えよ!ウクライナ危機で「一物二価」の時代到来へ

ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに世界経済が分裂し、「一物二価」の時代が到来する可能性が出ている。長期的には資源価格が上昇する見通しで、日本企業は「一物二価」時代での価格変動リスクに備えておくべきだ。

燃料の価格上昇分を上乗せする「サーチャージ制」導入の落とし穴

2022年7月15日

燃料の価格上昇分を上乗せする「サーチャージ制」導入の落とし穴

ロシアによるウクライナ侵攻は、これまでの資源高に拍車をかけた。資源高による企業収益の圧迫を回避しようと、燃料価格の上昇分を販売価格に反映する「サーチャージ制」を導入する流れが各企業で強まろうとしている。

ウクライナ危機と脱炭素加速で需給ひっ迫、鉱物資源「枯渇リスク」に備えよ

2022年5月2日

ウクライナ危機と脱炭素加速で需給ひっ迫、鉱物資源「枯渇リスク」に備えよ

ウクライナ危機をきっかけに、あらゆる商品価格が上昇している。各国はエネルギーの脱ロシア化を図り、脱炭素を加速させる狙いだ。これにより、脱炭素に欠かせない鉱物資源の価格が上昇するだけでなく、枯渇するリスクまで出てきそうだ。

ウクライナ危機が「第3次オイルショック」となり得る理由、原油高騰はいつまで続くか

2022年3月22日

ウクライナ危機が「第3次オイルショック」となり得る理由、原油高騰はいつまで続くか

ロシアがウクライナに侵攻し、原油価格は急騰した。ウクライナ危機をきっかけに、エネルギー市場は、大きく構造変化が起きる可能性がある。ウクライナ危機は「第3次オイルショック」ともいえそうだ。

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