ウクライナ「3つのシナリオ」、プーチンの新たな"危機創出"も
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ロシア軍、「一部撤収」を発表
「北京五輪後の侵攻」はあるのか
ウクライナを巡る米国、NATO(北大西洋条約機構)とロシアの緊張が続くが、15日にはロシア国防省がウクライナ国境付近の部隊の一部の撤収を発表。プーチン大統領は、欧米との「交渉継続」の意向を表明した。
緊張緩和に向けた動きにもみえるが、ロシア軍はウクライナと国境を接するベラルーシ軍との合同演習を実施、海軍は黒海周辺でも大規模な軍事演習を行い、北部、東部、南部の3方向からウクライナへの軍事的圧力をかけている。
一方でバイデン米大統領は、「ロシアの軍事侵攻の可能性はまだ十分にある」と、NATO加盟国のポーランドとルーマニアへの部隊の増派体制を維持したままだ。
ロシアとベラルーシ軍の合同演習は20日まで行われる予定だが、この日はくしくも北京冬季オリンピックが終了する日だ。米国など西側諸国は、20日にもウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始するのでは、と警戒感を解いてはいない。
ロシア政府は軍事侵攻の可能性を完全否定しているが、本当にそうなのか。
答えを知っているのは恐らくただ一人、ロシア軍最高司令官のウラジーミル・プーチン大統領だ。
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