鹿児島銀行本店ビルで衝撃の光景、地方こそ「現金お断り」に意義あり
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キャッシュレス先進地域である北欧のスウェーデン・ストックホルムやデンマーク・コペンハーゲンでは近年、「現金お断り」の表示を掲げる小売店やレストランが増えている。多くの人々が現金を持ち歩かなくなっており、それでも事業に影響はない状態になっている。
一方、日本でも最近「現金」の文字の上に大きくバツ印が書かれた看板を見掛けた。「当施設では現金はご利用いただけません」。まるで北欧のようだが、ここは鹿児島銀行本店ビルの商業施設「よかど鹿児島」だ。
鹿児島銀行はキャッシュレス化に力を入れている。2019年にはスマートフォンによるQRコード決済アプリ「Payどん」をスタート。上述の看板にも決済手段としてPayどんが最も大きく表示されていた。
とはいえ、鹿児島は北欧のようにはなっていないはずだ。日本の地方都市は大都市部に比べて高齢者比率が高い。「現金お断り」に強い抵抗を感じる人は多いだろう。それなのに地方銀行の本店ビルにある商業施設がそれをあえてやってみせるというのは、かなり大胆なチャレンジといえる。
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