4月の休業者の4割が仕事に戻っても、雇用情勢が楽観できない理由

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製造業写真はイメージです Photo:PIXTA

製造業の状況は5月に大きく悪化した。海外需要に影響されるので、今後の見通しも厳しい。

国内需要を反映する小売業販売額は5月には回復したが、対前年では依然として大きな落ち込みだ。

一方、労働市場では休業者が大幅に減少した。これは一見すると顕著な改善だが、詳しく見ると状況は複雑だ。将来も楽観できない。

5月の鉱工業生産指数
前年同月比マイナス24.1%

日本経済は、4月がボトムでそれ以降回復方向なのか? それとも5月にさらに悪化したのか?

統計の数字はさまざまだ。

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