サラリーマンが会社を買うなら、どんなところを選べばいいか【書籍オンライン編集部セレクション】
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いま日本では、後継者不足で事業承継ができずに悩んでいる中小企業が増えている。これまで頑張ってきたものの、コロナ禍によって、事業継続をあきらめた人も多い。そんななか、個人によるM&Aが注目を集めている。日本創生投資のCEOで、『サラリーマンがオーナー社長になるための企業買収完全ガイド』を上梓した三戸政和氏に、個人が会社を買うことのねらいやポイントを聞く。(初出:2020年6月17日)
買収計画の策定(1)
定性判断――「好き」が大事
サラリーマンなどの個人が小さな会社を買うために、まず何をすればいいでしょうか。
最初の一歩は、「買収計画作り」です。「どんな会社を買うか」を考えて、その計画を立てます。
そのためのアプローチは2つあります。
ひとつは数値化できない部分を判断する「定性判断」で、もうひとつが数値で判断する「定量判断」です。この2つの物差しを使って、自分がどんな会社を買いたいか、どんな会社を買うべきかを考えていきます。
ここでは、「定性判断」について説明しましょう。
定性判断では3つの円を想定します。
「好きなことを好きな人と好きなようにやる」
「得意な業界」
「得意な地域」
100万社もが後継者不足で悩んでいる今こそ、会社を買うチャンス。中小企業は個人でも手の届く値段で買え、サラリーマンでも十分に経営できる。個人のためのM&Aの実践書がついに登場。自分でビジネスを始めたいと思ったら、ゼロから起業をするよりも簡単に事業を始められる。最短で資本家になれる方法がここにある。