第2回 転職ドリーマーが陥る8つの失敗パターン
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6 クルクル変わる、意思決定の理由
失敗パターンの場合、転職理由がどんどん変わっていきます。そんなとき、キャリアコンサルタントは「そもそも、転職理由が最初と変わってしまっているのだから、転職は思いとどまったほうがいいのではないですか」とアドバイスをするそうです。
しかしアドバイスを聞き入れずに、そのまま転職してしまうことが多いそうです。意思決定がブレる理由は、軸が不明確なため、どのような優先順位をつけていいのかわからなくなってしまうためと思われます。
7 自分にはこれしかない、という思い込み
その一方で、軸の絞込みすぎということもあります。つまり、自分にはこれしかないという思い込んで、極めて狭い分野だけで転職を探してしまいます。たとえば、「2年間この資格を勉強したのだから、絶対、この資格を活かした仕事をしたいんです」というように、資格を使わないといけないという考えが強迫観念のようになってしまっています。
「もともと仕事に活かすために資格を取得したのに、資格を活かすために仕事をするということは本末転倒ではないですか」とキャリアコンサルタントは助言するのですが、なかなか気持ちを切り替えることはできないそうです。
8 チャンスさえもらえれば、自分はもっとやれるはずだ
転職ドリーマーが追い求める青い鳥とは、具体的には自分の力が発揮できる職場や環境です。転職ドリーマーは、自分の力が発揮できないのは周囲の環境が整っていないからだと考えます。そして、チャンスさえもらえれば、自分はもっとやれるはずだと思い込んでいるのです。
転職ドリーマーとは対照的に、自発的な人は、環境を自分に合わせて変えてしまおうという発想に基づいて行動しています。ですから、理想の環境を追いかけ続ける必要性はないわけです。