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わたしを守る「生命保険」

7. もっと知っておきたい保険のこと

(5) 親が子のために保険に入っても、あまりいいことはない

筆者が受ける家計や保険の相談では、「親が入ってくれた保険があるが、どうしたらいいか」という質問がよく寄せられます。子が学生〜20代くらいのときに、親が子を被保険者として契約するといったケースです。ある年齢までは親が保険料を支払っていて、「25歳になった」とか、「結婚した」といったタイミングで「これからは、自分で保険料を払いなさい」と契約書(保険証券)を渡されることが多いようです。これがけっこう困りものです。

困ること1:保険の目的が分からない

多くの場合、「そもそも何のためにこの保険に入ったのか」が、子には分かりません。親も「勧められて良さそうだったから」という程度だったりします。

保険は、目的があって初めて加入するものです。目的があいまいだと、保険契約をこのまま続けてよいのか、解約したほうがよいのか判断できません。「せっかく親が掛けてくれたから」と目的が不明確なまま、子が無駄な保険料を支払い続けるケースもあります。

困ること2:解約しづらい

「親が自分のために入ってくれた」、「世話になっている人が保険会社の担当だった」などの理由で、不要な保険でも、また、保険料の支払いが大変でも、無理に継続しているケースもあります。子のために契約したつもりが、結果的に、子の負担を増やすことになりかねません。

親の契約した保険が死亡保険で子が独身なら、その保険はまず必要ありません。医療保険で終身保障タイプなら継続していいのですが、終身型でなければ解約して、自分で医療保険(終身型)に入り直すといいでしょう。終身保険で、利率が良いときの契約なら、貯蓄として継続するのもいいでしょう。ただし、保険料の支払いが大変で貯金ができないようなら問題です。予定利率の高い保険であっても、減額するか払い済みにして、貯金ができるよう工夫しましょう。

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