自然災害被災地での住宅再建に向けての「住まいづくり勉強・相談会」
1.普及事業の名称 |
自然災害被災地での住宅再建に向けての「住まいづくり勉強・相談会」 |
2.事業の概要 (実施期間/会場/講師等) |
熊本地震や台風10号の被災地岩手県岩泉町で、突然自宅を失った特に高齢 の方々に、「住まいづくり勉強・相談会」を開き、住宅再建への意欲につながることを期待し、復興への一助とする。また、一般市民が建築技術者への理解や信頼を深める機会とする。 1、岩手県岩泉町 開催日:2017年8月26日〜27日(事前調査2017.07) 会 場:岩手県岩泉町安家生活改善センター、小本津波防災センター、岩泉志田、小川稲荷、岩泉中野、小川滝の上仮設集会所 講師及び相談員:UIFAJAPON会員10名、岩手県建築士会女性委員会2名 2、岩手県岩泉町 開催日:2018年3月11日 会 場:小本津波防災センター 講師及び相談員:UIFAJAPON会員8名、岩手県建築士会女性委員会2名 3、熊本県御船町 開催日:2017年12月2日〜3日 会 場:ふれあい広場第二仮設、落合仮設、滝川仮設住宅団地みんなの家 講師及び相談員:UIFAJAPON会員4名、熊本建築士会女性部会3名、九州財務局1名、地盤判定士1名、弁護士3名 4、熊本県熊本市中央区 開催日:2018年3月24日 会 場:鶴屋百貨店本館5階 相談員:UIFA JAPON会員 5名、 熊本建築士会女性部会5名 |
3.事業の成果・効果 (対象者/参加者数/成果物等) |
「住まいづくりの勘所」「高齢期のコンパクトな住宅の提案集 パート2」・「パート3」を作成し、紙芝居形式で、「住まいづくりのポイント」を説明。相談会では提案集を見ながら相談したので、被災住民もイメージし易かったようだ。 提案集を見て、「これなら自己資金でも建てられる」と喜ばれ、住宅再建に取り組む意欲が沸いたようだ。 御船町でのアンケート調査でも「相談会に参加して良かった」、「また相談したい」と言う回答が多かった。 相談会参加者数は岩泉町8月31名(6か所)、3月8名(1か所)、熊本12月19名(3か所)、3月15名(1か所)。 地元との連携は岩手県岩泉町では岩手建築士会女性委員会と連携、熊本では、熊本建築士会女性部会と連携、他、地盤判定士、融資関係の九州財務局、弁護士とも連携し、被災住民の多岐に渡る相談に乗ることが出来た。 町役場もチラシのコピー、配布を協力し相談会時も参加した。女性建築士ということで、住民も安心して相談し、住民のみならず、地域の他業種の方も建築士の存在を認識してくれた。 |
本文ここまで