シンポジウム インドと日本の絵本
大阪国際児童文学館では、2009年3月1日午後1時から4時まで、インドと日本から絵本作家をお招きし、アジアの絵本シンポジウム「アジアの絵本の世界へようこそ インドと日本の絵本」を開催しました。
プログラムは、最初に、インドの最もすぐれた現代作家のひとりであるインドラプラミット・ロイさんに、ご自身の絵本製作などについてお話しいただき、次に、インドでの滞在体験もあり、インドを含めたアジアの題材をモチーフにした作品を多く描かれておられる、秋野亥左牟さんにこれまでのご経験や絵本について語っていただきました。
その後、お二人の対談となり、お互いの絵本について感じたことや、これからの絵本についてなどお話しいただきました。対談後には、それぞれの絵本へのサイン会が行われました。
70名の方々に参加していただき、盛況のうちに終えることができました。
講演後のアンケートによると、講演者の絵本への思いを通して、お二人の人生観やアジアの現状も感じることができたこと、アジアの多様なおもしろさ、国や文化、絵の手法は違っても、絵本を通して伝えたいことには共通性があること、絵本というメディアを通してそれぞれの国の文化や出版事情がうかがえたことなど、参加者それぞれに興味深く感じていただけたシンポジウムとなりました。