財団法人大阪国際児童文学館


しかく講座・講演会
シンポジウム インドと日本の絵本

大阪国際児童文学館では、200931日午後1時から4時まで、インドと日本から絵本作家をお招きし、アジアの絵本シンポジウム「アジアの絵本の世界へようこそ インドと日本の絵本」を開催しました。

プログラムは、最初に、インドの最もすぐれた現代作家のひとりであるインドラプラミット・ロイさんに、ご自身の絵本製作などについてお話しいただき、次に、インドでの滞在体験もあり、インドを含めたアジアの題材をモチーフにした作品を多く描かれておられる、秋野亥左牟さんにこれまでのご経験や絵本について語っていただきました。

その後、お二人の対談となり、お互いの絵本について感じたことや、これからの絵本についてなどお話しいただきました。対談後には、それぞれの絵本へのサイン会が行われました。
70名の方々に参加していただき、盛況のうちに終えることができました。

講演後のアンケートによると、講演者の絵本への思いを通して、お二人の人生観やアジアの現状も感じることができたこと、アジアの多様なおもしろさ、国や文化、絵の手法は違っても、絵本を通して伝えたいことには共通性があること、絵本というメディアを通してそれぞれの国の文化や出版事情がうかがえたことなど、参加者それぞれに興味深く感じていただけたシンポジウムとなりました。





くろまる当日のイベント概要


しかくアジアの絵本シンポジウム

アジアの絵本の世界へようこそ

インドと日本の絵本

インドと日本から絵本作家を招き、
お互いの作品と絵本の魅力について語っていただきます。
講師 : インドラプラミット・ロイさん(絵本作家)
秋野亥左牟さん(絵本作家)
インドラプラミット・ロイさん
インドの最もすぐれた現代作家のひとり。
西インドのバロダにあるMS大学で絵画を講じる。
1990年、ロンドンのロイヤルカレッジオブアーツで絵画を学ぶための奨学生となり、バーストン賞等を受賞。インド全域で、展示会を開いている。
著書に『はらぺこライオン』(ギタ・ウルフ/文、酒井公子/訳、アートン、2005年)など。

秋野亥左牟(あきのいさむ)さん
1935年、京都市生まれ。東京藝術大学彫刻科中退。62年、母(秋野不矩)とインドへ。のちにネパールへ移り、絵本『プンクマインチャ』(大塚勇三再話/福音館書店)の原画を描く(第2回世界絵本原画展金牌受賞)。以後、ヨーロッパ、メキシコを経て、カナダに7年滞在。八重山諸島で漁師生活ののち福山へ。現在、兵庫県赤穂郡在住。
著書に『たこなんかじゃないよ』『とうもろこしおばあさん』(以上、秋野和子文・再話/福音館書店)など多数。
2009年3月1日(日) 午後1時〜4時

場所:大阪府立国際児童文学館 講堂
定員:100名(先着順) 参加費無料(通訳付)

申込方法:電話(06-6876-8800)・ファックス(06-6876-8686)
当館ホームページ「参加申込」バナーをクリック
もしくは、当館カウンターまで

後援:アジア児童文学日本センター・インド児童文学の会


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