※(注記) 定員に達しましたので申し込みは締め切りました。
フォーラム
子どもの文学と文化を問い続けて−
児童文学者 中川正文の仕事を顧みる
日本で初めて関西弁で絵本を創作した中川正文氏(1921〜2011)は、昭和10年代から 子どもの本を書き始め、常に日本の児童文化に影響を与え続けてきました。児童文学者 絵本作家として、『ごろはちだいみょうじん』『ねずみのおいしゃさま』など、今も読み継がれている絵本を多く執筆したほか、日本で最も大きなスクリーンを持った影絵劇団を指導、サントリー地域文化賞を受賞しました。一方、大学・大学院で児童文化を教授し、幅広い研究活動を行ってきました。子どもの読書活動に関わる執筆も数多くあります。
本フォーラムは、当財団の元理事長・館長でもあった中川氏の業績を顧みることによって、児童文学・児童文化の歴史をふりかえり、これからの子どもの本、文化のありようについて考えます。
●くろまる日 時:平成24年9月29日(土) 午後1時〜4時
●くろまる会 場:大阪府立中央図書館 2階 大会議室
東大阪市荒本北1-2-1 近鉄けいはんな線荒本駅(地下鉄中央線) 北西400m
●くろまる講 師:
荒 木 昭 夫 さん ( 京都児童青少年演劇協会代表世話人 )
今 江 祥 智 さん ( 童話作家 )
梶 山 俊 夫 さん ( 絵本作家:ビデオ出演 )
田 島 征 彦 さん ( 絵本作家 )
永 田 桂 子 さん ( 児童文化研究者 )
松 居 直 さん ( 当財団特別顧問、福音館書店相談役 )
向 川 幹 雄 さん ( 当財団特別顧問、兵庫教育大学名誉教授 )
司 会: 遠 藤 純 ( 当財団特別専門員)
●くろまる参加費 : 1000円
●くろまる定 員 : 80人 (申し込み先着順)
●くろまる申込方法:当財団HP「
参加申込」から、 または 電話、ファックス で、
お名前(ふりがな)、ご住所、電話番号、メールアドレスをお知らせください。
◇
◆だいやまーく◇ 中川正文 氏 略歴等 ◇
◆だいやまーく◇
1921(大正10)年1月11日生まれ
2011(平成23)年10月13日90歳で逝去
京都女子大学名誉教授
<絵本の代表作品>
『ごろはちだいみょうじん』 梶山 俊夫/絵 福音館書店 1969年
※(注記)日本で初めて、関西弁で書かれた絵本として注目 【右:表紙】
『いちにちにへんとおるバス』 梶山 俊夫/絵 ひかりのくに 1972年
『ねずみのおいしゃさま』 やまわき ゆりこ/絵 福音館書店 1974年
『きつねのおはなはん』 二俣 英五郎/絵 福音館書店 1989年
<その他の著作>
『おやじとむすこ』文藝春秋 1971年
『児童文化の伝統と現在』I〜III ミネルヴァ書房 1986〜2006年 他多数
<児童劇・影絵>
児童劇の創作、上演活動などを通じ、健康で明るい児童文化を創造することを目的に、
日本で最も大きなスクリーンを持った影絵劇団「京都女子大子どもの劇場」を主宰・指導。
京都新聞文化賞(1976年)、サントリー地域文化賞(1979年)を受賞。
<その他の社会的活動>
・第1回アジア・アフリカ作家会議日本代表(インド ニューデリー)
※(注記)伊藤整(団長)、遠藤周作らとともに参加
・日本児童文学学会会長
・箕面手作り紙芝居コンクール審査委員長
・大阪読書推進会会長 大阪こども「本の帯創作コンクール」審査委員長
・ニッサン童話と絵本のグランプリ選考委員
<財団法人 大阪国際児童文学館>
設立発起人の一人
1980(昭和55)年7月 財団設立と同時に理事就任
1998(平成10)年6月〜2005(平成17)年6月 第4代理事長
この間、
1990(平成2)年4月〜2005(平成17)年6月 大阪府立国際児童文学館 第2代館長を兼務