みんなのコメント[全件]
大船渡訪問のこと増田 敬(所属:同愛記念病院小児科)
2013年07月31日
[岩手県立大船渡病院]
6月30日大船渡で行われた"こどものアレルギー"に関する講演、相談会のため訪問させていただきました。昨年は釜石で保育園職員を対象とした講演会に出席しました。私は平成15年1月まで5年間国立療養所盛岡病院小児科・アレルギー科に勤務していました。
妻の実家も花巻市にあり、3年前に亡くなった義父は小児科の開業医として40年以上にわたり岩手の小児医療に携わっていました。このような背景があることで、震災に際して何かやらなくては、と妻と話し合っていました。しかしながら、現所属小児科の人員減少などで長期的な医療支援ができず、知り合いのいる陸前高田などに支援物資を運んだり、医薬品を送ったりするくらいしかできず心苦しく思っていました。同愛記念病院は関東大震災後の復興目的でアメリカが支援し国が設立したという経緯があり、もっと積極的な支援をしなくてはいけなかったと後悔しています。昨年、今回の三陸訪問は直接的な医療支援ではありませんでしたが、アレルギーに関わることで困っている家族が多いこともわかりました。今後も自分の専門分野におけるリクエストがあれば、いつでも参上するつもりでおります。今回お世話になった子育てサポーター「スマイル」とNPO法人アレルギー支援ネットワークのみなさん、県立大船渡病院の渕向 透先生、そして患者家族の皆さんにお礼申し上げます。
妻の実家も花巻市にあり、3年前に亡くなった義父は小児科の開業医として40年以上にわたり岩手の小児医療に携わっていました。このような背景があることで、震災に際して何かやらなくては、と妻と話し合っていました。しかしながら、現所属小児科の人員減少などで長期的な医療支援ができず、知り合いのいる陸前高田などに支援物資を運んだり、医薬品を送ったりするくらいしかできず心苦しく思っていました。同愛記念病院は関東大震災後の復興目的でアメリカが支援し国が設立したという経緯があり、もっと積極的な支援をしなくてはいけなかったと後悔しています。昨年、今回の三陸訪問は直接的な医療支援ではありませんでしたが、アレルギーに関わることで困っている家族が多いこともわかりました。今後も自分の専門分野におけるリクエストがあれば、いつでも参上するつもりでおります。今回お世話になった子育てサポーター「スマイル」とNPO法人アレルギー支援ネットワークのみなさん、県立大船渡病院の渕向 透先生、そして患者家族の皆さんにお礼申し上げます。
3度目の夏伊藤 正樹(所属:公立相馬総合病院)
2013年07月18日
[公立相馬総合病院]
相馬の現状は、夏枯れの状態で受診者は減っております。
ただ、いまだにRSVの気管支肺炎の乳児がいます。こちらは季節感がありません。また、夏休みに入ると、県の被爆健診を受けにくる方が
増えると思われます。甲状腺検査は県の方で検診を進めていますが、採血とその結果説明は、一般病院でやっています。
当院では一日30人程度を上限に毎日受け付けていますが、昨年、一昨年はかなり混み合いました。午後を検診にあてていますが、乳児の採血もあるので他の科のNrs.に応援にきてもらっています。
震災後2年が経過したので、今年はどうでしょうか。被爆に関して少し警戒心が薄れてきたようにも思いますが、検診だけはしっかり継続していって欲しいと思っています。
ただ、いまだにRSVの気管支肺炎の乳児がいます。こちらは季節感がありません。また、夏休みに入ると、県の被爆健診を受けにくる方が
増えると思われます。甲状腺検査は県の方で検診を進めていますが、採血とその結果説明は、一般病院でやっています。
当院では一日30人程度を上限に毎日受け付けていますが、昨年、一昨年はかなり混み合いました。午後を検診にあてていますが、乳児の採血もあるので他の科のNrs.に応援にきてもらっています。
震災後2年が経過したので、今年はどうでしょうか。被爆に関して少し警戒心が薄れてきたようにも思いますが、検診だけはしっかり継続していって欲しいと思っています。
7月の相馬とレンタカー浅野(所属:埼玉医科大学総合医療センター)
2013年07月17日
[公立相馬総合病院]
7月14日(日) に公立相馬総合病院にうかがってまいりました。
鼻汁、咳をあまり伴わない、咽頭発赤のみが著明な、夏場の咽頭炎が流行しておりました。
患者さんの数はやや減少傾向で、これも夏という印象でした。
先月から、福島駅から公立相馬総合病院まで、タクシーではなく、
レンタカーで伺うようになりました。
1時間半の峠越えに私が車酔いで耐えられず、変更していただいた次第です。
ただ、レンタカーで移動できるようになったので、
被災地を回らせていただきました。
少しずつ回復してらっしゃる印象をうけましたが、
同時にまだまだ、時間がかかる印象をうけました。
地域の医療にわずかではありますが、かかわらせていただければと思います。
埼玉医大 浅野
鼻汁、咳をあまり伴わない、咽頭発赤のみが著明な、夏場の咽頭炎が流行しておりました。
患者さんの数はやや減少傾向で、これも夏という印象でした。
先月から、福島駅から公立相馬総合病院まで、タクシーではなく、
レンタカーで伺うようになりました。
1時間半の峠越えに私が車酔いで耐えられず、変更していただいた次第です。
ただ、レンタカーで移動できるようになったので、
被災地を回らせていただきました。
少しずつ回復してらっしゃる印象をうけましたが、
同時にまだまだ、時間がかかる印象をうけました。
地域の医療にわずかではありますが、かかわらせていただければと思います。
埼玉医大 浅野
Build Back Better !末延聡一(所属:大分大学小児科)
2013年07月04日
[岩手県立大船渡病院]
大分大学小児科、大分こども急性救急疾患学部門医療・研究事業 末延聡一です。
5月23日から25日まで、日本小児科学会より委託を受け、大分大学からの、東北地方への医療支援の一環として、主に気仙地区への医療支援を行いました。具体的には、大船渡病院、高田病院での診療と、遠野市での小児医療講演会、 住田町での5歳児健診相談を担当しました。わたくしは、以前、2012年1月にも、気仙地区で診療応援させて頂きました。その時も、もちろん、個々の患者さんが困っている事への対応、小児医療の必要性を感じた派遣でしたが、今回はさらに、地域のこどもたちの健全な発展を真摯に考えて下さっている、医療福祉・小児保健に携わっておられる方々と意見交換できた事がとても嬉しい毎日でした。
多くの方々が頑張っておられる気仙地区の復興を祈り、これからも、大分大学から、毎月、小児科専門医が貴地にて個々の得意分野を生かした医療支援を継続する所存です、どうか今後とも、宜しくお願いします。
Build Back Better.
5月23日から25日まで、日本小児科学会より委託を受け、大分大学からの、東北地方への医療支援の一環として、主に気仙地区への医療支援を行いました。具体的には、大船渡病院、高田病院での診療と、遠野市での小児医療講演会、 住田町での5歳児健診相談を担当しました。わたくしは、以前、2012年1月にも、気仙地区で診療応援させて頂きました。その時も、もちろん、個々の患者さんが困っている事への対応、小児医療の必要性を感じた派遣でしたが、今回はさらに、地域のこどもたちの健全な発展を真摯に考えて下さっている、医療福祉・小児保健に携わっておられる方々と意見交換できた事がとても嬉しい毎日でした。
多くの方々が頑張っておられる気仙地区の復興を祈り、これからも、大分大学から、毎月、小児科専門医が貴地にて個々の得意分野を生かした医療支援を継続する所存です、どうか今後とも、宜しくお願いします。
Build Back Better.
被災地域の医療支援に参加して森 一越(所属:聖隷佐倉市民病院)
2013年06月12日
[岩手県立大船渡病院]
2013年5月13〜18日の間、県立大船渡病院、高田病院および遠野病院にて診療させて頂きました。各病院ではスタッフの方々から熱い歓迎を頂き、御礼申し上げます。
私は2年前の震災2ヶ月後にも当地で医療を経験致しました。そのころと比べ、スタッフの方々の表情がとても穏やかで豊かになられていたことに安心しました。町中でも活気ある若者の姿や子供達の歓声も見聞きすることが出来て感激しました。港の再建も進んでいるようですし、海には牡蠣イカダが広がっており、復興がしっかりと始まっている様子を感じることが出来ました。
肝心の医療ですが、気仙地域においては大船渡病院が中核となっていくことが鮮明になっており、地域の人達が安心して生活することが出来ていると感じました。予防接種や各年代の健診も行われており、徐々に保健衛生も整い始めていることも体験致しました。なにより住民の皆さんの先生方への信頼の厚さをお互いの眼差しのぬくもりで知ることが出来ました。羨ましい限りです。その反面、震災以前より問題となっていた過疎という課題が浮かび上がってきているように感じました。またそれは、被災地域だけでなく、沿岸部より内へ入った地域の医療体制にも問題を投げかけているように思いました。
私はここでの経験を多くの人に伝え、被災地域の皆さんと共に生きることを訴えてゆきたいと考えています。おそらくそれは、日本国中で抱える過疎の問題や、これからどこかで起こるであろう災害への備えに役立つことだと確信しています。私は皆様をいつまでも応援しています。ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願い致します。
私は2年前の震災2ヶ月後にも当地で医療を経験致しました。そのころと比べ、スタッフの方々の表情がとても穏やかで豊かになられていたことに安心しました。町中でも活気ある若者の姿や子供達の歓声も見聞きすることが出来て感激しました。港の再建も進んでいるようですし、海には牡蠣イカダが広がっており、復興がしっかりと始まっている様子を感じることが出来ました。
肝心の医療ですが、気仙地域においては大船渡病院が中核となっていくことが鮮明になっており、地域の人達が安心して生活することが出来ていると感じました。予防接種や各年代の健診も行われており、徐々に保健衛生も整い始めていることも体験致しました。なにより住民の皆さんの先生方への信頼の厚さをお互いの眼差しのぬくもりで知ることが出来ました。羨ましい限りです。その反面、震災以前より問題となっていた過疎という課題が浮かび上がってきているように感じました。またそれは、被災地域だけでなく、沿岸部より内へ入った地域の医療体制にも問題を投げかけているように思いました。
私はここでの経験を多くの人に伝え、被災地域の皆さんと共に生きることを訴えてゆきたいと考えています。おそらくそれは、日本国中で抱える過疎の問題や、これからどこかで起こるであろう災害への備えに役立つことだと確信しています。私は皆様をいつまでも応援しています。ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願い致します。
- アーカイブ
- 2025年9月 (3)
- 2025年8月 (2)
- 2025年1月 (4)
- 2024年11月 (4)
- 2024年10月 (2)
- 2024年5月 (2)
- 2024年4月 (2)
- 2023年9月 (2)
- 2023年6月 (2)
- 2023年4月 (2)
- 2023年3月 (2)
- 2022年12月 (2)
- 2022年10月 (2)
- 2022年9月 (4)
- 2022年7月 (4)
- 2022年5月 (4)
- 2021年10月 (2)
- 2021年9月 (2)
- 2021年8月 (3)
- 2021年5月 (1)
- 2021年4月 (3)
- 2021年3月 (2)
- 2021年2月 (2)
- 2021年1月 (2)
- 2020年12月 (1)
- 2020年11月 (4)
- 2020年9月 (1)
- 2020年8月 (2)
- 2020年7月 (2)
- 2020年6月 (2)
- 2020年5月 (1)
- 2020年3月 (3)
- 2020年2月 (1)
- 2020年1月 (8)
- 2019年12月 (2)
- 2019年11月 (2)
- 2019年10月 (4)
- 2019年9月 (2)
- 2019年8月 (6)
- 2019年7月 (5)
- 2019年6月 (2)
- 2019年5月 (12)
- 2019年4月 (5)
- 2019年3月 (2)
- 2019年2月 (1)
- 2019年1月 (4)
- 2018年12月 (1)
- 2018年11月 (4)
- 2018年10月 (5)
- 2018年9月 (8)
- 2018年8月 (6)
- 2018年7月 (2)
- 2018年6月 (4)
- 2018年5月 (6)
- 2018年4月 (2)
- 2018年3月 (2)
- 2018年1月 (3)
- 2017年12月 (2)
- 2017年11月 (6)
- 2017年9月 (5)
- 2017年8月 (5)
- 2017年7月 (1)
- 2017年6月 (2)
- 2017年5月 (8)
- 2017年4月 (2)
- 2017年2月 (2)
- 2017年1月 (3)
- 2016年12月 (6)
- 2016年11月 (2)
- 2016年10月 (4)
- 2016年9月 (3)
- 2016年8月 (1)
- 2016年7月 (4)
- 2016年6月 (6)
- 2016年5月 (7)
- 2016年4月 (6)
- 2016年3月 (2)
- 2016年2月 (5)
- 2016年1月 (7)
- 2015年12月 (7)
- 2015年11月 (5)
- 2015年10月 (8)
- 2015年9月 (8)
- 2015年8月 (9)
- 2015年7月 (6)
- 2015年6月 (8)
- 2015年5月 (8)
- 2015年4月 (8)
- 2015年3月 (6)
- 2015年2月 (4)
- 2015年1月 (15)
- 2014年12月 (8)
- 2014年11月 (2)
- 2014年10月 (1)
- 2014年9月 (2)
- 2014年8月 (3)
- 2014年7月 (4)
- 2014年6月 (6)
- 2014年5月 (12)
- 2014年4月 (10)
- 2014年3月 (4)
- 2014年2月 (3)
- 2014年1月 (7)
- 2013年12月 (11)
- 2013年11月 (2)
- 2013年10月 (6)
- 2013年9月 (8)
- 2013年8月 (5)
- 2013年7月 (4)
- 2013年6月 (3)
- 2013年5月 (7)
- 2013年4月 (3)