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2020年4月14日 (火)

武漢肺炎危機が促す反グローバル化と国内回帰

武漢肺炎危機が促す反グローバル化と国内回帰

という東洋経済の記事を読んでの感想だが、企業の国内回帰は始まってもらわねば困る。内需で利益上げられるのが本来理想なはず。人は消費者としてのみ存在しているのではない。なんらかの生産に携わらなければ生きられないので、生産機能が海外へ移転してしまえば、畢竟内需も減少するに決まっている。安い人間を探して転々と移動し続けるというこの構造、なんというか、狩猟採集民的な様式を感じるものの、考えが纏まらないので深追いはよそう。言い出したついでだが、当記事にも登場する、サピエンス全史の著者は、そういえば、ひとを土地に縛り付ける農業こそが害悪であり、狩猟採集時代の暮らしを美化しているというではないか。そう考えると、この度の武漢肺炎に発する反グローバリズムへの動きを懸念するのも分かる気がしてきた。

だが私は反グローバリズムを歓迎する。グローバリズムというのは世界をひとつにすることであり、恰も人類皆兄弟的平和主義であるかのような幻想を抱かせるが、実際は弱肉強食である。強者が喰えるだけ喰い散らかし、禿地にしては他所に移るということを繰り返し行う仕組みである。ユダヤ及びシナ人のような、歴史的に流浪の民として生き延びてきた部族とは相性が良さそうだが、土地に定住してきた民にとっては、このような根無し草的生き方は受け入れがたい。畢竟、グローバリズムとは人類を平等に根無し草にしようという試みではないのかと考えられる。ならばこの機に反グローバリズムの潮流を世界的なものにし、国民国家解体を目論んでいる(と考えられる)グローバリストとの戦いに勝利したいところである。

Newtype 2020年4月14日 (火) 15時37分 経済・政治・国際 | 固定リンク

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