BBC18コンテスト参加作品です。画像は何れも自作のものを使用させていただきました。
サンドボックスにてご批評を頂いたsandselbstmord sandselbstmord さん、to2to2 does not match any existing user nameさん、y33r41 y33r41 さん、チャットにてご批評を頂いたkarkaroff karkaroff さん、kyougoku08 kyougoku08 さん、Monidrake Monidrake さん、roune10121 roune10121 さん、amamiel amamiel さん、ukarayakara ukarayakara さん、NON1104 NON1104 さん、ありがとうございました。
このテイストはめちゃくちゃ好みです。ずっと何か張り付いているような、ホラー映画の怖いシーンの数秒前を永遠に味合わされているような気分でした。UVです。
uvしました。
SCP-1967-JP-Xはしばしば事件と無関係の弾三者を自称しますが
"第三者"でしょうか?
面白いのでuvはしましたが、現状、棍棒コンの審査基準にある「誰かにとっての「はじめてのSCP」になり得る記事、構成」には合致する内容ではないなと思いました。この特別収容プロトコルを始めてSCP記事を読む人が読んで、そのあとの説明等まで読みに行けるだろうかと考えると、厳しいものがあると思うからです(それだけではありませんが)。
具体的に言えば、「SCP-1967-JPの異常性はクラスIV情報災害」「PPD情報耐性に適合した特認クリアランス」「財団人事部門」「終了」などのある程度SCPを知っている人であればすぐに理解できそうであるものの、知らない人にとっては煙に巻かれているような感覚にされそうな語句が多いからです。「βクラス記憶処理」もそうですね。初めてのSCPにするということなら、ありがちなA~D記憶処理を使用したほうが良かったかもしれません。
あとはなるべく文章を平易なものかつ正確にすると良かったと思います。また、どちらかといえば客観性より文章の「正確性」が足りてないとも思いました。
SCP-1967-JPの異常性はクラスIV情報災害であるため、本報告書を含むSCP-1967-JP-AへのアクセスはPPD情報耐性に適合した特認クリアランスを持つ職員のみに制限され、保持する権限に関わらずクリアランスを所持しない職員の閲覧は禁止されています。
SCPを始めて読む人は想像をしている以上に特別収容プロトコルを読むことが出来ません(慣れてないからです)。実際数名にSCPをおすすめして、ほとんど書かれていないようなものじゃないと説明まで行けませんでした。この部分はそういう観点から見るとあまりに詳細に書きすぎています。もう少し平易な内容にすると良さそうだと感じます。
上述の通り
不要だと思いました。
結果として現在までに76名のSCP-1967-JP-Bが発生し
-Bの登場に唐突さがあります。これを軽減するには、たとえば「結果として、後述のSCP-1967-JP-Bが現在までに76名発生し」などとするのは良さそうです。
この消失を回避する方法は現在の所明らかとなっておらず、また消失した人物の移動先も不明です。
所ではなく「ところ」です。また、「また」は無い方が文のリズムがいいような気がします。
Dクラスを用いた実験により
不正確な語句な気がします。「Dクラス職員を用いた実験により」
HB鉛筆で文章が書かれた新聞紙の郵便受けへの投函。詳細は後述。
イベント-1967-JP-Bの終了直前に掛かってくる電話。詳細は後述。
この2つは並べて表記したほうが良さそうです。なぜなら、箇条書き中に断片的に「詳細は後述。」と書かれると読みにくい/記憶しておきにくいからです。並べることで印象も強くできそうです。
アカギツネVulpes vulps
あまり見ない表記ですね。初心者の方のためを思えば、よく見られる書き方の「アカギツネ(Vulpes vulps)」とするのが良いでしょう。
何れの物品も素材等に異常性は見られないものの
何れは「いずれ」としたほうが易しいですね。可能な限り無駄に難しい読みの漢字は排除すると今回のコンテストでは良いかと思います。
異常現象を正式にSCP-1967-JPと指定
ここだけではないですが、体言止めチックな文章はなるべくないほうが良いと思います。ここであれば「異常現象が正式にSCP-1967-JPに指定される」みたいに書き換えられるはずです。
警察許可の元
誤字じゃないですかね。この場合なら「元」ではなく「下」でしょうか。
異常事象が10年間発生していないことを鑑み
私も恥ずかしながら最近知ったのですが、「〜を鑑みる」というのは誤用なのだそうです(〜に鑑みるならいいですが、この文なら本来の意味での〜に鑑みるは使えなさそうです)。あと、異常現象と異常事象は語句の言いかえではなくただの表記揺れ感が出てます。なのでここは「異常現象が10年間発生していないことを考慮し」でいいでしょう。
嘘を吐かないで下さい
これより上にあった「教えて下さる」ならいいですが、ここの「下さい」は誤用です。「嘘を吐かないでください」
聞き取りにおいて██博士は
「インタビューにおいて〜」ではダメなのでしょうか。
収容タイムラインとインシデントレポートは補遺的な内容だと思ったのですが、何の説明もなくただ折り畳みだけ置かれているのは良くないかもなと思いました。例えば
**補遺1:** 収容タイムライン
+ 補遺1を開く
みたいな記述であればよかったかもしれません。初心者の方の参考になる作品とするのであれば、このような配慮があってもいいと思います。
UV&クリニカルトーン等に関する詳細なご指摘、ありがとうございました。大変助かります。ご指摘の箇所すべてを自分なりに再度見直しをして、適宜訂正を行いました。
以下は棍棒コンテストに関する私の個人的な考えであり、この場での更なる返答や議論を求めるものではありません(もしも行うならば別にスレッドを立てる必要があるでしょう)が、ご指摘がありましたので回答させていただきます。
コンテストルール説明のページには、「他のSCPの設定を前提として読まねば面白くない記事になっていないか 誰かにとっての「はじめてのSCP」になり得る記事、構成を目指しましょう」と書いてあるはずです(1/2現在)。「はじめてのSCP」は、「他のSCPの設定を前提として読まねば面白くない記事になっていないか」に掛かる言葉であり、GOI使用の禁止などの他ルールに関わるものである......と私は解釈しました。なので所謂「初心者でも大丈夫」と言えるような記事にしようとは特に意識していませんでした(それは現在もそうです)。
ただ、一般論として、「記事の飾り立てがシンプルであること」を設定しているコンテストである以上、内容が複雑すぎてコンテスト作品には相応しくないという批判は当然あると思っています(下書き段階でも似たご指摘がありました)。ただ、それは現段階ではなく決選投票でジャッジされるべき要素だとも思います。
奇妙でいいですね。UV。
幾つか誤字などがあったので折り畳みます。
脚注4
Dクラスによる実験では、電話の受信先は財団サイト、自宅は収用室、財布はポケットなどに変更された
「収容」の誤字と思われます。
文章例:SCP-1967-JP-B-2-41(1981年06月08日回収)
[判読不明]と[判読不能]が入り混じっているので、表記の統一をお勧めします。
補遺1: 収容タイムライン:1967-JP
1980年01月10日: ████ よしえ氏に対する大規模な捜索が警察により実施されるも、手がかりはなく、目的不明の怪事件として世間の耳目を集める。
1981とすべきところが1980のままになっているため、以降のタイムラインの一部も西暦が1年ずれています。
説明のところで「未解決事件モノにSci-fi的アプローチをかけるのか!?」と勝手に期待して
結局ホラーに収束して行っちゃった(ように読めた)ところにちょびっと肩透かしを感じましたが、
読み返してUV
1982年11月16日: (略)M氏に記憶処理を実施。████ よしえ氏の殺害を自供させた上で、偽装遺体を含む偽の証拠を提供。刑事犯として訴追するよう誘導する。
ここほんとマジで財団ひどい
いくら収容に有効だったにせよもうちょっと怪異の追究に対して真摯であっても良いんじゃないかな!?
そりゃラストの電話で怪異も呆れるよ...