コースメニューのご注文を受けて、内容の一部に大きく手を加えました。元の設定は同じです。
私の好み的に、方向性は悪くないと思うのですが、なんとも判りづらくて困っています。特に、コースメニューの記述が増えてから少し混沌としているように思えます。
- 「調理済み」と「食材」の関係。カレー味の肉じゃがを食べたあとにカレーのジャガイモは食べられるのか、等。
- 途中休憩は嘔吐と同じ判定になるのか
等、整理が必要かな、と思いました。
「調理済み」と「食材」の関係。カレー味の肉じゃがを食べたあとにカレーのジャガイモは食べられるのか、等。
これについての説明として一応「調理物なら同等の調理を施したもの」という括弧書きを付していたのですが、やはり分かりにくいでしょうかね。
構想では、「喉を通るのは、同じ調理法によって調理された同一の食材のみ」であるので、基本的に同じ料理、同じ材料と同じ調理法によって作られた料理のみ、という風に考えていました。なので、同じ味付けの同じ食材でも、違う料理であるならNGということになります。なりますというか判定されます。料理によっては同じ調理法で違う料理を作ることが可能なのもあるのかもしれませんが(料理に詳しくないのでなんとも)、当SCPの判定では、「一連の調理法によって完成する料理」と「同一の処理を施した具材を個別に用意し、最終的に合わせた料理」は別物であるという考えです。つまり分かりにくいかと思いますが、「肉・芋・人参を同時に一緒に炒めたもの」と「肉を炒め、芋を炒め、人参を炒め、後にそれらを一緒にしたもの」は別物であるということです。その辺の判定はSCPによって結構恣意的になってしまう部分もあるかもしれません。
途中休憩は嘔吐と同じ判定になるのか
これについて○しろまる○しろまる分以内の休憩ならOKとか入れようかとも思いましたが、そこまでいくとちょっとクドイような気もして、保留中です。入れた方がいいですか?「明らかにもう食べる意思がない」状態なら途中廃棄にしてしまってもいいとは思うのですが、どこまでを休憩として扱うかは微妙なラインです。人生で最後に食うものを決める作業なので、ゆっくり食わせてやってもいいとは思うんですけどねぇ。
料理は本当にフリーダムなので、きちんと状況を網羅しようとするとどうしても長く、クドくなってしまうかもしれません。
そういった情報は冗長と取られがちですし、読んでいて面白くするのは難しいと思います。
というのを踏まえてなお、気になってしまう点がまた出てきてしまったのですが、
調理された食べ物を組み合わせて食べる料理、はどういう扱いになるのでしょう。
例えば、「ハンバーガー」などです。
ハンバーガーは一般的にパン、ハンバーグ、ソース、付け合わせ(キャベツなど)を組み合わせて食しますが、これを食べると、その後はそれぞれの構成食物は独立しても食べられる?それともハンバーガーの体をしていないと吐く?食べるときにバラして食べたときは? ...といったところが気になってしまいました。
それとは別ですが
「コース」等の注文を行った場合、その「コース」で出される料理が全て混ざった状態のものが出力されます。
例えば中華料理のコースを頼んだらコース料理が全部混ざった大きなペースト団子のような物が出てくる、と想像したのですが、そうすると一口食べただけでもフルコースノルマクリアのような気がします。
重箱の隅をつつくような疑問で申し訳ありません。
ハンバーガーについて。
これはもう完全に恣意的に言ってしまうと、ハンバーガーはあの食材を組みあわせた状態を「ハンバーガー」というので、崩してしまったらもうハンバーガーじゃないです。バラして食うなんて無粋にも程がある!と思いますよ、私なんかは。どんなに食べにくかろうがね。ただし料理完成時から崩れているのがデフォルトのものは例外としましょう。それはそういうスタイルだということで。
コースの混合物は、肉団子風ではなく、ミキサーしたような液状のものです。ドンブリにぐちゃぐちゃに混ざった得体のしれないものがたんまり注がれてる感じです。つまりゲr・・・
それでいうと、どちらかといえばスープ的なものですね。
この手の機械的なオブジェクトは、理路整然とした反応を示さないとそれっぽくない気がしますね。
ハンバーガーを崩してはいけない(と作者が思っている)のに、コース料理はペーストで出てくるというのは、どうもスッキリしません。もし恣意的な解釈を行うオブジェクトなら知性があると判断され、さらに詳細に実験されるでしょう。
「肉・芋・人参を同時に一緒に炒めたもの」と「肉を炒め、芋を炒め、人参を炒め、後にそれらを一緒にしたもの」は別物であるということです
私は主夫ですので毎日ごはん作ってますが、カレーに限らず大抵の料理はどちらの手順でも作れます。従って、料理の同一性を調理手順で決めるのは難しいでしょう。
被食者の主観に委ねさせる(被食者がカレーと思ったらカレーとして扱う)のがスマートかもしれません。つまりハンバーガーにしても、被食者がハンバーガーだと思えなかったらハンバーガーではなくなる、という判断です。
さすがにこれ以上詳しく判定を独自に下すなら知性の存在を確認しなくてはいけませんね。
「肉・芋・人参を〜」の説明はk_u_m_aさんの「カレー味の肉じゃがの後にカレーのジャガイモを〜」に対する例として挙げたもので、手順ではなく調理法の違いを説明するためのものでした。今思うと説明になってないかもしれないですが・・・
カレーを作る際には、具材を切る、炒める、煮込む、ルーを入れる、という手順を順番の違いはあれど経ることになると思うので、その同一調理法によって得られたカレーは同じものとして扱います。手順は問いません。上記と全く異なる手順を経て作られたカレーは別物ということになります。同じ材料で異なる調理法を用いて同じ料理が作れるのかはよくわかりませんが、ラーメンに焼いたチャーシューを入れるのか蒸したチャーシューを入れるのかの違いは明確だと思うので、その時は最初に焼いた豚を食った場合、蒸した豚は食えなくなるということです。
Gin-X さんのハンバーガーへの扱いは理解いたしましたが、問題は当オブジェクトを通して出てきたハンバーガーの食べ方によって結果が変わるか、といった所ですね。
・出てきたハンバーガーを普通に食べる
→A:ハンバーガーとしてサンドされていないと食べられなくなる
→B:食べたときのハンバーガーを構成していた各々は、個別に食べられる。
・出てきたハンバーガーをバラして食べる
→A:ハンバーガーとしてサンドされていると食べられなくなる
→B:食べたときのハンバーガーを構成していた各々は、個別に食べられる。
上記ケースが実際考えられますね。
ハンバーガーの部分はサンドイッチでも寿司でもラーメンでもホットドッグでもいいです。
可能ならば記事中で判りやすく言及される事を望みます。
コース料理にリスクが付いているのは良いですね。そうは問屋がおろさねぇ!みたいな。
後、個人的にですが「踊り食い」などは許可されてた方が面白いと思います。なんというか、「料理」に対する視野の広さが、このオブジェクトの格を上げる様にも思えるので...ついでに、いくらか記述を減らして記事自体をすっきりさせられると思いますしね。特性自体は単純なので、初期のSCP作品位のすっきりさでも良いと思います。記事にボリュームを付けるなら、細かい設定よりも胸糞悪い民間人の被害報告とかの方が良いでしょうしね。
踊り食いをありにしてしまうと、要は普段生で食えるものは全部OKになって、なんなら普段は生で食わないけど生で食おうと思えば食えるものもOKなんじゃね?ってなって、あらゆる動物が生成できてしまう可能性があり、もはや料理とは呼べなくなってしまうのでご勘弁ください。
中国のサソリを生きたまま食うのとか、もう普通にサソリにタレ付けただけですからね。あれは料理じゃねぇ。
調理法や料理名による区別というのは、案外あいまいなものです。財団はそのあいまいさを追求することで、SCP-014-JPの本質(知性の存在、料理の定義など)について調べることができるでしょう。
・「網焼きのビーフステーキ」を食べた被食者に、分厚い牛肉を網焼きで食べさせる。肉を1ミリずつ薄くしていったら、どの時点で「焼肉」扱いになってNGになるのか(ハムみたいな薄さになったら、さすがにステーキとは呼べませんよね?)。
・「イカの握り寿司」を食べた被食者Aに、ヤリイカの握り寿司とスルメイカの握り寿司を食べさせる。おそらくどちらもセーフだと思います。
では「スルメイカの握り寿司」を食べた被食者Bに、ヤリイカの握り寿司とスルメイカの握り寿司を食べさせる。
このときBがヤリイカを食べられなかったとしたら、Aが食べたイカは何イカだったのか?
などなど、意地悪な実験がいくらでもできます(料理名だけでなく調理法でも同じことができます)。
いちいちやっていたらきりがありませんし、こんなことやっても面白くないので、この手の疑問を処理するうまい方便を考えないといけないような気がします。
実験記録を追加しました。とりあえずの判定基準を設けました(と思います)。
記事タイトルを変更しました