霊的実体を固定化する機器はあれど、霊的実体の構成要素や計測法について詳しく述べられた記事は見当たりませんでしたので自論を展開してみました→http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:4120291-7-729b
しかしながら、この論にはまだまだ改良の余地があると思われます。
サイトメンバーの皆様、英知を分けていただけませんか!
とても面白そうな試みですね!霊的実体にまつわるカノンは知る限り散逸しているので、大変助かります。
微力ながら、私からも助力したいと思います。
類似過去スレッド: 以下が参考になるかもしれません。
関連機器: 見たところ、上記ページに記載されている以外にも以下がありました。
メトカーフ非実体反射力場発生装置: 幽体に影響を与える(物理的干渉する)力場を発生させる装置。SCP-295-JP、 SCP-1233-JPに登場。
ハイズビル幽体固定法: 詳細不明。GOCとの共同作戦で使用。幽体を実体化させる儀式?SCP-295-JPに登場。
シュタイナー・レヴィ非実体化抑制装置(Steiner-Levi's Ghosting Restraint Device、またはGNDユニット): 一度完全な物理的実体を得た霊的存在の非実体化を阻害し、永続的な拘束/収容下に置く事を目的として作成された装置。SCP-936-JP。
試験型超小型スラント霊素固着波生成器: 「シュタイナー/レヴィ非実体化抑制装置の理論をベースに開発された装置で、実体化した霊体の霊素を固化させることでその物理的活動をも制限することを意図して設計されました。」とのこと。SCP-1205-JPに登場。
防霊(エクトプルーフ/Ectoproof)収容庫: 霊体を収容できるようだ。クラス4ではAクラス霊体(知性と物理影響力ある霊体)を収容可能。SCP-2176に登場。
ハルトマン霊体撮影機: 霊的実体の写真が撮れるとのこと。ハルトマン博士が作った。霊的実体はちょっとだけ青白く写る。鰻とのtaleにてゴーグル型の改良版が登場。初出: SCP-1970-JP
個人的疑問点: 知的好奇心の赴くままに以下が思いつきました。突き詰めるとリアリティが増すかもしれません...。
- 「霊子は大きさ、質量を持たない素粒子」とありますが、素粒子として存在する場合、物理量としては何を持っているのでしょうか。物質と簡単に作用しないためには、ニュートリノのように電荷は持たない方がよいかと思います。電荷があると、とても簡単に作用できてしまいます。
- 上記に関連した疑問です。「引力がある」とのことですが、何の力でしょうか。電荷がないとすると電磁気力ではなく、「質量がない」とあるので重力ではなさそうですし、他の既知の力では極々短い距離しか働きません。(このところ、EVEのような未知の力をでっちあげた方が手っ取り早いかもしれません)
- 霊子凝集体は物質に変化するとのことですが、このメカニズムはどのようでしょうか。個人的には「無質量粒子が集まっても質量は獲得しない(物質化しない)」ように思うので、存在/非存在を行き来する未知の現象を設定することで回避するのがいいように思います。(このところ、ヒュームの変動と絡められそうです)
- 「エクトプラズムは電流を受けると光る」という既存カノンがありますが、霊子が素粒子で電荷がないとすると、現実の白熱電球や蛍光灯などと同じ原理は利用できないかと思います(電荷をもつ粒子か電子殻が必要になってしまいます)。何か、電子をもらって光子を出す未知のプロセスを設定する必要が生じるかもしれません。(そういうプロセスがある、として名前だけ決めるのも良いかもしれません)
- モリス値の計測に関して、「モリス原器」とでもいうような基準となる存在はありますでしょうか。例として、ヒュームを測るカント計数器には、それぞれ0Hm, 100Hmと定義されるポケットディメンションが存在し、この微小空間との比較でヒューム値を測定しているという既存カノンが存在します(こちら)。生体が基準となりそうなので、個人的にはどこかに基準とする不死の人工生命体が余剰次元/時間溝内に用意されていても良いように思いました。
類似過去スレッドと関連機器を教えてくださり、ありがとうございます。
霊子には阿霊荷と吽霊荷をもち、それぞれ互いに引かれあう(同霊荷は反発しない)という設定を付け加えました。これで相互作用が可能になるかと。また、霊子からなる霊素という物質を作り、霊的発光や物質化は多種な霊素が持つ諸性質の一つという設定にしました。(霊素に関する詳しい内容はまだ考えてません)
モリス原器というアイディアはとてもいいと思います。採用させていただきます。
財団技術に関するまとめはいくらあっても困りませんので微力ながらお手伝いいたしたく存じます。といっても霊的実体に関する知識やヘッカがないのでブレストやブラッシュアップに付き合う程度しかできませんが....
すでにご覧になっているかもしれませんが、私は霊的実体についてはこちらのページをよく拝見しています。ご参考までに紹介いたします。
http://scp-jp-sandbox2.wikidot.com/usurahi
読んでて気になったところ思いついたところ
- 霊子と霊素
スラント霊素固着波生成器などで「霊素」という単語が既出ですが、これと「霊子」との関係はどのようなものとなるのでしょうか。何かしらここの補足あるいは統一が欲しいと思いました。
- 霊子の観測
ジャストアイデアなのですが改良版カーデック計数機を応用してモリス値を測定できないでしょうか?
改良版カーデック計数機は霊的発光から霊体を検出する装置ですが、霊的発光はエクトプラズム(霊子の集合体)に対して電流をかけると可視波長の光子を放出するという現象ですよね?したがって改良版カーデック計数機は電流をエクトプラズムに流す装置と光子を検出する装置からなると考えられます。
また、霊子あるいはエクトプラズムの量が増えると発光が強くなるという自然な理論が成り立つとすれば、光子または照度や発光強度を定量的に測定することで、測定範囲内の霊子の個数がわかりモリス値が測定できると思いました。
測定手法のイメージとしては
モリス値が既知の基準エクトプラズムを改良版カーデック計数機で測定してモリス値と発光強度の相関関係を示す検量線を作成し、同形状同体積の測定サンプルに電流を同量流して発光強度からモリス値を求める
....という感じになるでしょうか。
- 霊子と霊素
霊子と霊素の関係を定義しました。現在世界における原子と元素を参考しました。
- 霊子の観測
霊子は霊素になることで様々な特性を得ること、また、エクトプラズムは霊素によって構成される物質にしたため、霊的発光はある霊素の固有の性質という設定になりました。よって改良版カーデック計数機を霊子の計量に使うことは難しいため別の方法で計測しようと思います。しかし、霊体を観測する手法としてはありだと思いますのでアイディアをお借りさせていただきます。