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クレジット
タイトル: 生き物プロフィール: ポットホール!
翻訳責任者: C-Dives C-Dives
翻訳年: 2025
著作権者: Queerious Queerious
原題: Critter Profile: Pothole!
作成年: 2025
初訳時参照リビジョン: 7
元記事リンク: ソース
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生き物プロフィール: ポットホール!
概要!
名前: ポットホール
種族: Breviceps adspersus urbanis (ホソウロアメフクラガエル)
主要世話役: 駐車場監視主任 サイラス・レパドセン
食事: 小型の昆虫やアリ、堆積物
居住区: ウィルソンズ・ワイルドライフ・センター、駐車場C
生物の特徴!
ポットホールは途方もない厄介者だけれど、あっという間にウィルソンズ・ワイルドライフで最も愛されている生き物の1匹になった - 私たちのチームとの直接のお喋りはできないかもしれないけれど、このおチビさんが引き起こすトラブルの量には思わず愕然とさせられる。ユーモアのセンスも抜群で、ウィルソンズに勤務する大勢の世話役たちと遊ぶのが好きだよ。
Breviceps adspersus urbanis は大半の非異常なフクラガエル仲間よりもかなり大柄だ。一般的なアメフクラガエルが体長40〜60mm程度なのに対して、ホソウロアメフクラガエルは40インチ (101cm) ほどまで成長する場合がある! それに、この生き物は驚くほど密度が高くて、ポットホールの体重はたっぷり52ポンド (23.5kg) もあるんだ。それでも、彼はあっちこっちへ持ち運んでもらうのが大好きなんだけどね。
異常亜種であるホソウロアメフクラガエルはみんなそうだけれど、ポットホールにはユニークな擬態手段がある - 異常性の無いアメフクラガエルが土や緩い堆積物に穴を掘るのとは違って、なんとホソウロアメフクラガエルはアスファルトや舗装路に直接穴を掘れるように適応している。前脚の爪 (鉄筋並みに硬いぞ!) を使って、身体が舗装路の表面と水平になるまで掘り下げる。その作業を達成すると、ホソウロアメフクラガエルは自分の分子構造を変化させて、身を隠した舗装路と同じかそれ以上に頑丈になるのさ!
外部から観察すると、道路は傷付いていないように見えるし、カエルと舗装の間に目視できる違いは無い。移動する準備が整うと、自分が掘った穴から這い出し、ピョンピョン跳んで去っていく - 後ろには穴ぼこポットホールが残される。ホソウロアメフクラガエルの移動パターンは、アメリカ大陸にある路面の凹みのうち60%の原因だと考えられているんだ - だから私たちは彼をポットホールと呼ぶんだよ!
経歴!
ポットホールが見つかったのは2024年の晩秋、世話役の1人であるアレックス・モリーナがその日のシフトを終えた時だった。10月23日、アレックスはフェオウィン・ウィルソンに次のような電話を掛けた。
アレックス: やあ、蜜蜂くんハニービー!
フェオウィン: もうすぐ会議なんだけど、どうかした?
アレックス: 車、貸してくれない?
フェオウィン: え? 君の車は?
アレックス: ...今ちょっと走れる状態じゃない。
フェオウィン: "走れる状態じゃない"ってどういう意味?
アレックス: ど - どう言えばいいのか分からないんだよ、タイヤはパンクしてるし、多分車軸も曲がって動かなくなってると思うんだ。
フェオウィン: 無事なの、アレックス? 事故に遭ったのかい、それとも -
アレックス: いや、俺は大丈夫だよ。交通事故は起こしてない。
フェオウィン: じゃあ、何があったのさ?
アレックス: 大したことじゃないよ。ちょっと... 穴ぼこに落とした。
フェオウィン: へぇ、穴ぼこ? 場所は?
アレックス: ...
フェオウィン: ハニービー。私に嘘は吐けないって分かってるよね。
アレックス: 嘘は吐かないさ。ただ... 自分が馬鹿みたいな気がして。
フェオウィン: 私もしょっちゅう穴ぼこに引っ掛かってるよ。大丈夫だよハニー、責めたりしないから。車はどこにある?
アレックス: ...駐車場C。
フェオウィン: それって... ここの駐車場Cかい? すぐ外の?
フェオウィンが動く音が聞こえる。
フェオウィン: 窓から君が見えるよ - 駐車スペースからほとんど出てもいないじゃないか。停める時に気付かなかった?
アレックス: それなんだよ! 駐車した時、穴は無かったんだ! ところが仕事が終わったと思った途端に空いたんだ。深さ3フィートもあろうかってやつが、後輪の真後ろにね。
フェオウィン: 確かな話だね?
アレックス: 間違いない。
フェオウィン: ちょっと待った - 君の後ろにいるのは何?
ポットホール: ミィーーープ?
特殊要件と居住空間!
発見以来、ポットホールをどうお世話すべきかが難題だった - 彼の種族の本来の生息地は都市環境だけれど、駐車場で野放しにするのは危険すぎる。彼がカオスを強く好んでいるのを考慮すれば尚更だ。妥協案として、私たちは駐車場Cに特製の囲い場を設けて、そこでポットホールが車に轢かれるリスクを冒すことなく、アスファルトを自由に掘り返せるようにした。彼は動物園の正面に陣取って、新しいお客様を歓迎したり、季節の変わり目に囀ったりするのが好きなんだ。
ポットホールには日中、駐車場の監視員たちが定期的に各種昆虫の混合餌を与えている。特別な機会に砂利や堆積物を少量あげるのは認められているが、いかなる状況でもポットホールにアスファルトや舗装を好き勝手に食べさせてはいけない。そんな機会があれば、彼は必ずドカ食いするし、君がその後始末をすることになる。ドカ食いがポットホールに害を及ぼすことはないけれど、彼はその後何週間もごねるだろうから、面倒なことは初めからさせないに限る。
もしポットホールが逃げてしまった場合は、アレックス・モリーナの車の後ろを確認することをお勧めする - さっきも言った通り、ポットホールはトラブルを引き起こすのが大好きで、間違いなくお気に入りの相手がいるんだよ。
本ページを引用する際の表記:
「生き物プロフィール: ポットホール!」著作権者: Queerious, C-Dives 出典: SCP財団Wiki http://scp-jp.wikidot.com/critter-profile-pothole ライセンス: CC BY-SA 3.0
このコンポーネントの使用方法については、ライセンスボックス を参照してください。ライセンスについては、ライセンスガイド を参照してください。
ファイルページ: 生き物プロフィール: ポットホール!
ファイル名: Pothole.png
タイトル: Breviceps adspersus 234114062.jpg
著作権者: suncana
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Breviceps_adspersus_234114062.jpg
ライセンス: CC BY-SA 4.0
公開年: 19 November 2022
補足: 記事に使用されている画像はQueerious Queerious 氏によって加工されています (色合いの変化)。