今回は、海外のエンターテインメント系の大手サイトが行った、
米国におけるアニメ人気の実態調査の結果をまとめた記事からです。
記事ではまず、アニメはその地位に関してついに転換期に達しており、
特に若い世代の間では、米国における文化的試金石である、
NFL(アメフトのプロリーグ)の人気さえも凌駕していると指摘。
その上で、アニメを毎週観るZ世代の割合は42%に上る一方で、
NFLを観戦するZ世代は25%だと具体的な数字を取り上げています
(なお「日常的にテレビを観る」は27%)。
他にも、Z世代に関する以下のようなデータが紹介されていました。
・65%が従来のメディア(ドラマ・映画)などより、
アニメの方がストーリーや登場人物に感情移入しやすい
・58%がアニメのキャラクターにときめいたことがある
(アニメファン全体では44%)
・ミレニアル世代を含む若者の4人に3人が、
圧倒されたり、怒ったり、悲しんだりしたときに、
現実からの逃避先としてアニメを利用している
・約3分の2が快適さや充実感のためにアニメを観ている
・約半数が大きなイベントの前に、
「自分を奮い立たせる」ためにアニメを利用している
・半数以上がプレゼンのまとめやデートなど、
大きな決断を迫られたときにアニメを参考にした経験を持つ以下は、アニメの影響力に関する設問と「YES」の割合です。
・自身のアイデンティティに影響を与えた→61%
・自身のスタイルに影響を与えた→53%
・社会に対する理解に影響を与えた→60%
・オンラインでの時間の使い方に影響を与えた→54%
・友人との関係に影響を与えた→60%このデータをもとにした投稿が、
ビジネス特化型SNSのLinkedinやXで話題となっており、
外国人からは様々な反応が寄せられています。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
「日本人は嫌じゃないの?」 米国の子供達が会話に日本語を混ぜる社会現象を米高級紙が特集 screenshot 35
(追記) (追記ここまで)
翻訳元
■しかく ■しかく ■しかく ■しかく ■しかく ■しかく ■しかく アニメ人気は2010年ごろから右肩上がりだし、
これは自然な流れなんじゃないかな......。
+21 ■しかく アニメの世界的支配はまだ始まったばかりだ。
+379 ■しかく 凄い時代になったもんだ!
前にも言ったかもしれないけど、
ウチの子どもたちの学校のハロウィーンパレードでは、
たくさんの禰󠄀豆子(
※(注記)「鬼滅の刃」のキャラクター)がいた。
しかも5〜7歳の子どもたちでさえそうだったO_O
+18 ■しかく 本当に凄い状況だ。
俺が見た子ども達のコスチュームの大部分も、
やっぱり日本のアニメ関連だったよ。
+6 ■しかく アメリカの若い世代はアニメが大好きだよね。
ちなみにラテンアメリカの子どもたちは、
25年前から毎日日本のアニメを観てた。
■しかく 俺はそんなトレンドを苦々しく思ってる。
+2 ■しかく 俺もウンザリしてる。
なにも他の国のアニメを観なくてもいいのに。
■しかく そんな事を口にするってことは、
欧米のメディア作品を観たことがないのかな?
■しかく 子どもたちは今、アニメから人生の歩き方を学び、
そしてナルト走りを学んでいる。
+3 ■しかく ロースクールに通っている時、
そして弁護士として働いてる時、
アニメ鑑賞はストレス解消に最適だった。
+3 「これが日本人なんだよ」外国人弁護士が日本で体験した出来事に感動の声が殺到 ■しかく 職場の若い同僚を見てるとそんな感じだな。
あとゲームデザイナーである俺の境遇と似てるんだけど、
最近はほとんどの人がゲームもプレイするようになった。
■しかく アニメはジャンルというより、
ジャンルのためのプラットフォームなのです。
アニメの成功の一因は、その枠にとらわれず、
感情的に複雑なストーリーを展開することで、
コンテンツ、つながり、商取引など、
従来のメディアでは得られなかった方法で、
ジャンルを覆す事ができる柔軟性にあると考えています。
+79 記者■しかく 大勢の人が自分と同じ趣味を持つのが絶対的に嫌なんだが。
+7 ■しかく テレビよりアニメを観る人の方が多いの?
このグラフは1週間単位でアニメを観てる人の割合と、
1日単位でテレビを観てる人の割合を比較してる。
テレビも週単位で観てる人の割合を使うべきでは?
■しかく そのデータがあればそうしただろう。
とは言え過去のデータから見ると、
テレビ中継を毎週観る人と毎日観る人の差は僅かだ......。
■しかく 過去のデータは参考になるね。
いずれにしても、若者にとって、
アニメがテレビより大きな存在という傾向は、
今後も続いていくだろうな。
■しかく 自分がファニメーションのYouTubeチャンネルに携わってた頃、
Netflixがアニメチャンネルを開設したんだ。
すぐに爆発的な人気を博すだろうと思ってたよ。
+3 「日本以外じゃ不可能だw」 人類と世界の神々が戦う日本アニメがNetflixで大ヒット ■しかく 俺は今の状況を歓迎しない。
アニメはニッチであるべきなんだ。
完全な主流の文化になる必要なんてない。
+12 ■しかく 60年前からアニメはニッチじゃないでしょ。
+8 ■しかく ごめん、どうして「ニッチであるべき」なの?
+13 ■しかく アニメ界隈はニッチだった頃の方がクールだった。
少なくともアメリカではそうだったんだ。
■しかく ネット上のアニメ文化が廃れるから。
ファンサブ*をやる人もいなくなっちゃったし。
ファンも昔の世代の方が考察が深かった。
+1 (*ファンが自発的に字幕をつけること)
■しかく アニメのちょっとした表現とかに対して、
苦言を呈する人は明らかに増えた印象。
+4 ■しかく 世界が日本化している証拠がどんどん出てくるな。
「アニメの影響力は凄いな!」 世界の若者たちが日本人化がしていると話題に ■しかく もはや世代全体がアニメを観て育ち始めてるもんね。
+3 ■しかく 素晴らしい研究だが、それ以上に重要なのは、
アニメファン以外でも研究結果を消化できるようなパッケージングだ!
こういうのが出てきたのは1つの節目となる転換点だと感じるし、
アニメの次のフェーズの始まりの完璧な集大成だ。
+3 ■しかく 本当に興味深い内容だった。
Z世代はかつてニッチだったファンダムを、
すっかり主流な物に変えちゃったんだね。
+3 ■しかく この調査はアメリカの若者に焦点が当てられているが、
日本のアニメは(マンガと同様に)世界的な現象だ。
アニメは何年も前から増加の一途をたどってる。
Z世代は、遺産的なハリウッドのシリーズ物、
あるいはスーパーヒーロー物などよりも、
日本のアニメやマンガをより多く消費し、
気にかけているというのは事実だ。
+1■しかく いつからアニメはこんな持ち上げられるようになった......。
+1 ■しかく まさに激震と言えるような調査結果だ。
アニメは30年前から自分にとってすごく大切なもので、
それは今だって全く変わってない。
より多くの人々がアニメの魔法に触れる様子を見るのは、
本当に特別な気分だよ。
+4 ■しかく そしてフランスではアメリカ以上に、
アニメが若者に与える影響力は大きい🇫🇷
「誰もが日本の影響を受けた」 日本文化がフランスを席巻した理由を仏公共放送が解説 ■しかく 私が中学生の頃、アニメを観てることをよく揶揄われた。
こんなに大きく変わるものなんだねぇ。
+6 ■しかく 私にとってこの調査結果はかなり感動的だった。
年配のアニメ視聴者としてはこの変化は凄くエキサイティング。
アニメは本当に啓発的で、まったく新しい世界を開いてくれる。
アニメには膨大なジャンルのカタログがあって、
視聴者は普段触れることのない場所、音、言語、
そして文化に触れることが出来るの。
大袈裟じゃなくアニメとマンガは、
私が問題を抱えているような状況下での強さと、
もう一歩進むための我慢強さを与えてくれた。
特にアニメ「風が強く吹いている」は、
文字通りマラソンを走る私を助けてくれた!
■しかく マーケットが広くなることはあっても、深くなるとは限らない。
「ニッチ」な存在ではなくなったのは悪いことではないし、
絶対に門戸を閉ざしてはいけないと俺は思ってる。
+2 ■しかく こういったポジティブなデータは、
アニメの制作者たちにこそ届いて欲しいな。
動画配信サイトの充実も大きいでしょうし、
「親が観ていた」という若者が増えたのも大きいでしょうね。
その好循環は、滅多なことでは崩れる事はなさそうです。
(追記) (追記ここまで)
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