今回は「日本のアニメーション:大衆文化の出現」と題された、
フランスの公共ラジオ局の投稿からで、
なぜ日本の文化が、世代を問わず、
フランス人の心を掴んでいるのかに迫っています。
早速ですが、以下が要点になります。
「『日本』はテレビを通じてフランスに上陸した。
『UFOロボ グレンダイザー』、『北斗の拳』、
『小公女セーラ』などのアニメ作品だ。
これらのアニメは、本屋での漫画の成功への道を開いた。
日本のアニメはしばしばカルト的な人気を博したが、
当時は多くの批判も起きていた。
日本アニメの人気を牽引したのは『グレンダイザー』だろう。
他にも『ドラゴンボールZ』、『聖闘士星矢』、
『宇宙海賊キャプテンハーロック 』、『アタッカーYOU!』、
『キャプテン翼』などの人気作品が存在する。
ノスタルジーな気分にさせてくれるが、それだけではない。
1990年代に大量に放送された日本のアニメは、
フランスのメディアの歴史の一部でもあるのだから。
そして彼らが、現在のフランスの漫画文化を生み出したのだ。
現在、10代の若者たちが本屋で日本の漫画を貪り読んでいるのは、
彼らの両親が日本のアニメを観て育ったからである。
そして今では、世界第2位の漫画消費国となったのだ」さらなる詳細は19分間のラジオ番組で取り上げられているのですが、
大量の日本アニメに触れてきた世代が親となった事で、
その子供たちも、何の抵抗も違和感もなく、
漫画を通して日本文化に触れているという流れでしょうか。
投稿には、実際に日本文化を浴びて育った世代を中心に、
フランスの人々から様々な意見が寄せられていました。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
フランス「日本への愛が止まらない」 動画『日仏ラブ・ストーリー』に絶賛の声 546745.png
(追記) (追記ここまで)
翻訳元(シェアページからも)
■しかく 記事では言及されてないけど、
「キャンディ・キャンディ」の人気も凄かったよね。
+5■しかく 日本のアニメが大量にフランスに流れ込んだのは、
フランスではまだアニメ制作が一般的じゃなかったから。
自分たちで作るより日本から輸入した方が、
お金がかからなかったのは大きく影響してると思う。
■しかく 「フランス製」は外国に下請けを頼んでたけど、
それでも状況は変わらなかったね。
■しかく 日本、アメリカ、フランス......。
どこが良い悪いって事を言うつもりはないけど、
文化的な側面にはお金もある事は無視出来ないよな。
■しかく だけど「カルト的人気」だったって正しい表現かねぇ???
■しかく 確か「鉄腕アトム」はフランスよりも、
ベルギーの方が早くテレビ放送されたんじゃなかったかな。
テーマソングはベルギー人が歌ってたし。
■しかく フランスにおける日本アニメの黄金時代は1990年代じゃなくて、
70年代と80年代だったはずだぞ!
+12■しかく 俺も90年代が黄金時代ってのはおかしいと思った......。
+6■しかく フランスでの日本アニメの黄金期は80年代。
だけどこっちでより日本文化に触れやすくなって、
日本文化の爆発的な拡散が起きたのは90年代だった。
+5海外「何だこの画質は!」 1992年の東京を映した映像の画質が凄まじい ■しかく 日本の作品は3つの世代に分けられる。
第一世代
「グレンダイザー」「宇宙海賊キャプテンハーロック」
「宇宙からのメッセージ・銀河大戦」
「宇宙伝説ユリシーズ31」「スペクトルマン」
第二世代
「コブラ」「キャプテンフューチャー」
第三世代
「ドラゴンボール」「北斗の拳」「聖闘士星矢」「シティーハンター」
■しかく 「グレンダイザー」は自分が初めて観たアニメだった。
何を隠そう俺の初恋相手は「牧葉ひかる」w
454.jpeg ■しかく どこのテレビ局だったか思い出せないけど、
「鉄腕アトム」が土曜の夜に放送されてたのを覚えてる!
■しかく 2021年になっても「かめはめ波!」ってやってるもんな。
+2■しかく 「北斗の拳」で喧嘩のやり方を学んで、
「小公女セーラ」を観て優しさを取り戻す。
それがフランスの少年たちだ。
+2■しかく 「UFOロボ グレンダイザー」以来アニメは観てない......。
■しかく 70年代に放送された「リボンの騎士」も大人気だったね。
+2「皆日本のアニメに夢中だった」 70年代に全米を熱狂させた日本アニメに再び脚光 ■しかく ステレオタイプのグラフィック、個性のないヒーロー、
同じような顔をしたキャラクターたち、
ほんの少し二転三転する面白味のないシナリオ。
アニメという文化の流行を私は理解出来なかった。 😆
+4 😡
+1 ■しかく そりゃあ好みなんて人それぞれでしょ。
+5 ■しかく アニメは一般的な子供向けアニメーションより、
はるかに個性的で複雑なストーリーが展開されている。
言うまでもなく、悲劇さえ描かれていた。
作画は今と比べると酷かったかもしれないけど、
それでも日本アニメは頭1つ抜きん出てた。
ディズニーともテックス・アヴェリー*とも違う、
日本アニメ独自の個性があったんだ。
+4 (*ハリウッドのカートゥーン黄金期を築いた1人。
「バッグス・バニー」などの生みの親として知られる)
■しかく 「理解出来ない、だから悪い」って発想なのでは。
+1 ■しかく 当時も根拠もなくそう言われてたよ。
もちろんそう思うのは自由だけど、
わざわざここで言う事じゃないと思うんだ。
+3■しかく 「小公女セーラ」も人気が高かったけど、
「キャンディ・キャンディ」の方が人気は上でしょ!!!
+6■しかく 「グレンダイザー」は今観ても名作だよなぁ。
「日本の質を超えてくるとは...」 イタリアのお祭りに登場した日本の巨大ロボが物凄い ■しかく 記事では「グレンダイザー」が放送されたのは、
1990年代に入ってからってなってるけど、
あの作品が放送されたのは70年代でしょ?
+9 ■しかく 正確には1978年に放送開始。
+2 ■しかく 放送が開始されたのは70年代。
だけど放送当初はそこまでインパクトがなかった。
他のアニメの人気が高まってきたのも、
80年代後半から90年代前半だよ。
■しかく 70年代から80年代は特に名作揃いだったね。
「グレンダイザー」を筆頭に、
「家なき子」とか「キャンディ・キャンディ」とか。
フランス人の誰もが日本の文化の影響を受けたんだ。
+6■しかく 「グレンダイザー」が放送されたのは1978年。
それはフランス人なら誰でも知ってる事だ。
+94 ■しかく 視聴率100%を叩き出した伝説の作品だしな!
+1■しかく 当時は大物政治家が「暴力的だ」って日本アニメを批判してたんだ。
俺にはその批判が理解出来なかったね!
だってそういう次元を超越する面白さがあったもん。
特に「北斗の拳」と「聖闘士星矢」!
+2「日本人との民度の差だよ」 仏の大物政治家が東京とパリの差を指摘し論争に ■しかく 日本には2つの文化がある。伝統文化とポップカルチャーだ。
■しかく カラテ、ジュウドウ、アイキドウの大物たちが、
1960年代にフランスに指導に来ていた。
アニメが流行するよりもっと前に、
日本の文化はフランスに深く浸透してたよ。
+1■しかく よく子供たちと一緒に日本のアニメを観てたけど、
親も子供も悪影響なんて一切受けてない。
日本の作品はただただ楽しい思い出を、
フランス人に沢山残してくれたんだよ。
+5
記事でも人気を牽引した作品として挙げられていましたが、
「グレンダイザー」の話題が頻繁に出ていました。
コメント欄に「視聴率100%」の話がありましたが、
この件は当時、「パリ・マッチ」誌でも取り上げられ、
「グレンダイザー」が表紙を飾ったそうです。
また、今年10月には記念切手が売り出されており、
フランス郵政公社のHPから購入する事も可能です。
(追記) (追記ここまで)
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