神山博士の人事ファイル
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SCP-███-JPの曝露実験中の神山博士。撮影からおよそ2分後に[編集済]

名前: 神山 響蔵 平蔵 尚蔵 啓蔵 政蔵 孝蔵 才蔵 謙蔵 九蔵 朔蔵 徳蔵 端蔵 黒蔵 元蔵 栄蔵 ベーブ蔵 権蔵 白蔵 弾蔵 狐蔵

セキュリティレベル: 3(文書または施設へのアクセス時のみ有効)

職務: 実験の監督代行 各収容手順や実験手順への助言 実験結果への評価 オブジェクトクラス再分類議論への忠言 Anomalousアイテムの定期確認

所在: サイト-81██

人物: [データ削除済]から派遣され財団職員となる前の神山博士の経歴は機密として扱われています。閲覧は日本支部理事とO5のみが可能となっており、許可無く神山博士の前歴を調査することは叱責の対象となりえます。

全ての神山博士は主にグレーのスーツを好み、白衣を嫌う真面目で誠実な日本人男性です。年齢は自称31歳、身長は17█cm、体重は57.7kgをキープする痩躯です。普段は温和で紳士的な口調と穏やかな性格で他者に接しますが、明確な侮辱を受けた時、または不快な出来事に遭遇したときは慇懃無礼な態度と非常に回りくどい罵倒で臨みます。身体能力はごく平凡ですが、豊富かつ広範に渡る知識と経験を有しています。ほとんどが役に立ちませんが。

神山博士は、少なくとも19回の死亡が確認されています。しかし神山博士の死亡から█時間後に、必ず「神山博士の一卵性の兄弟」と名乗る人物がサイト-81██に現れます。「神山博士の兄弟」は名前以外の全てのデータが前任の神山博士と一致します。記憶、経験、知識、振る舞い、性格、身体的性質、全てが前任の神山博士と同一のものです。兄弟の事に言及しても、全ての神山博士は「ただの一卵生の兄弟ですよ。サンドイッチいります?」とはぐらかします。
「神山博士の兄弟」は「兄/弟の『いざとなったら仕事を引き継いで欲しい。仕事の内容はこうこうこうである』との遺言に従い、参りました」と理由を説明した後、完璧に前任の神山博士の業務を引き継ぎます。そのような遺言を探し出そうとした一部の有志職員の努力は徒労に終わり、それぞれ叱責を受けています。この遺言が情報の漏洩であるとの指摘は、遺言そのものが新たな神山博士の就任以外の現象を全く引き起こしておらず、その危険性も認められないとの論によって財団日本支部理事会が却下済みです。

俺は諦めんぞ。あんたが何者だろうと知ったこっちゃない。あんたは異常なんだよ。 ──エージェント・██

また、「神山博士の兄弟」がサイト-81██に姿を現してから20分後に、一部の有志職員が死体安置所にある前任の神山博士の遺体を確認した所、通常では考えられない速度で腐敗が進行していたことが報告され、それぞれが叱責を受けています。

諦めないと言ったはずだ。死体安置所の鍵を盗んだのも、やり過ぎだとは思わない。 ──エージェント・██

神山博士は健常な感受性を有していますが、こと自身の兄弟の死や自らの死には殆ど拘りを持っていないように感じられます。しかし、ケース███-██事故の際には情報の取得を焦ることなく実験中止を宣言したことから、人命そのものを軽視している訳では無い事は明らかです。

あんたに命を救われた事と、あんたが異常でも危険でもないって事の証明は、全く別の話だ。 ──エージェント・██

もうやめましょう、██さん。私は出来る限り懸命に働く。財団はそんな私を利用する。それでいいじゃありませんか。これまであなたへの咎めが叱責で済んでいたのは、あなたの詮索行為が単なる無駄以外の何ものでも無い事を上層部は知っているからです。なにせ、ただの兄弟ですもの。 ──神山博士

神山博士の業務に関する注意:

神山博士には、業務上独自の意思のみで何らかの強制力のある決定を下す事が許されていません。
神山博士に割り当てられている日常的業務はAnomalousアイテムの定期確認のみであり、他の業務に関してはそれぞれの責任者から依頼を受ける形で行われます。
神山博士が行える事は、徹底して助言、忠告、評価という強制力を持たない諸発言と、実験責任者から依頼があった時のみ行える実験代行または実験補助です。このうち実験代行のみが、「実験責任者の了解の下で監督権を一時委任される」という形で強制力のある決定が可能となります。
その他の業務が例外的に行われる場合でも、可能な限り他者に対して強制力を持つような権限を与えないようお願いします。彼の知識と経験と判断力──特筆すべきは危険な業務に於ける判断力の高さ──が適切に扱われる事を我々は望みます。

サイト-81██人事部

人手不足の時には、とても助かってます。これで実験に対する承認権もあればありがたいんですけどね。 ──████博士

博士レベルの人材を臨時の実験助手として顎で使えるのは気持ちいいね。明確に彼を侮辱しなきゃいいんだ。 ──██研究補佐
俺は寧ろ罪悪感を覚えたぞ。不満もたれずに、格下職員からの命令をこなしてるのを見ちまうとなぁ・・・ エージェント・保井

彼に不満は無いんだろうかね? 殆どの権限を封じられて、普段からやれるのはAnomalousアイテムの定期確認だけ。自分の能力を生かす業務を行うには依頼を待たねばならず、その業務の中でも誰かにこき使われたり身代わり同然にさせられたりだ。 ──██博士
ありませんよ。 ──神山博士

注意: 財団は神山博士を「無限の人的資源」とは考えていません。また、彼が不死身だとも考えていません。神山博士の「御兄弟」が有限である事は、常に考慮されるべきです。彼は、決して軽率な試みで死なせていいような人材では無いのです。彼に関する異常性は一切無いというのが財団の公式見解です。

私も私の兄弟達も別に気にしないのですが、規律の問題だというのならば、黙っておきましょう。 ──神山博士


関係したSCPオブジェクト一覧:

SCP-JP:

SCP-JP-J:

SCP-006-JP: ある動画作品を見ていて、その中で主人公たちは周囲に死体のある部屋に立っています。すると部屋の扉が何者かにノックされ始めるのと同時に死体が起き上がり、ノックは更に激しく扉を叩く音に変わります。その後扉は大型のゾンビによって破られ、主人公たちは復活した小型ゾンビと扉を破った大型ゾンビとの戦闘に入ります。正直に言って、ガッカリしてしまいました。死人を蘇らせるノック、面白いと思ったのに、実際はそうでは無かったのです。だから作りました。

SCP-018-JP: まずは地球そのものとリンクしている懐中時計を思いつき、次に血のシミが北極の氷塊とリンクしているというのを思いつき、あのような形になりました。評価の程は余り芳しくはありませんが、個人的にはそこそこ気に入っています。

SCP-040-JP: 個人的にあまり気に入っていないSCPです。初執筆ということもあってか、文章の冗長さが目立ちます。0XXナンバーも詰まってきたのでそろそろ削除したいのですが、結構多くの方から+なり-評価なりを頂いているので消すのも悪い気がしています。それに、こういう自分が未熟な頃の作品というのは、戒めあるいは味の一つとして残しておきたいものです。流石に0XXナンバーが完全に埋まったら削除を予定していますが・・・

SCP-071-JP: ちょっと恩のある方の葬儀に参列させて頂いた日の2日後ぐらいに思いついたSCP。あまりにも罰当たりすぎないか私。融合過程を映像として想像してみて楽しいので、少し気に入っています。故人を悼む気持ちを利用して人を補食し、肝心の故人は地面にほっぽり出す外道っぷりも良い感じ。

SCP-079-JP: 初めて私が要注意団体を用いて書いた記事。男の証言にある映像の内容は、全て既存のSCPの姿形もしくは形態を象っています。しかし、同時に複数のSCPを示唆するような証言となっていますので特定は不可能となっています。SCP-099-JPを参考に悪意と皮肉をより前面に押し出し、「博士」のキャラがワンダーテインメント博士とは違う独自のものである可能性を表現出来たと思います。お気に入りの一体。

SCP-091-JP: 医療系SCPを何体か考え、その内の一体を記事に。それがこいつです。なんだかちょっと間抜けなんだけど実はヤバいアイテム、というのを目指して作り上げました。最初は-評価でしたが、ディスカッションスレのおかげで改定案を思いつき、なんとか+評価へと転じる事が出来ました。口内炎は辛いものです。しかし最大の対策は薬ではなく、栄養をきちんと取る事なのです。

SCP-104-JP: 執筆の動機はほぼディスカッションスレで述べてあります。生体とは複数の化合工場の集合体だと私は考えています。ならば、何が起きた所で不思議では無いのです。いや、それらはかつて不思議と呼ばれていたのかもしれませんが、身近であるというために、不思議では無いものと自然に分類されたのかもしれません。しかし現在の高評価ぶりは予想外でした。

SCP-126-JP: かつて執筆していた自身の作品からほぼそのままネタを引っ張っています。違うのはクリア後の挙動と各人型個体の個性でしょうか。中々よく出来たとは思いますが、数字に関する説明を省かざるを得なかったのが残念。結局不自然な程数字への言及を減らすことで「財団でも未解明である」ことをほんのり匂わせているような感じのままです。

SCP-158-JP: 実は自分でも何故こいつを書いたのかよく分かっていません。最初の方を読んでいけば危険で禍々しく、悪意すら感じられるアイテム。しかし最後まで読んでいくと・・・というのを目指したのは分かっているのですが、その思いが何故このSCPとして形を得たのか、とんと分からぬままなのです。なのでこれを気に入っているかどうかは、自分でもよく分かりません。どういうこっちゃ。

SCP-168-JP: お気に入りの一体。大体の事は既に下書きスレやディカッションスレに書いてしまっています。どうにかしてこいつをTaleに出してみたいんですが・・・

SCP-171-JP: 偶然は奇跡と呼ばれ、その偶然によって人は神の存在を意識すると言います。また神の業は謎めいているとも。神という名すら持たない、私達が普段漠然とイメージしているだけの超常存在というものを念頭に置いて執筆しました。なんだか今えらい評価数になってるけど・・・皆食いしん坊さんなんですねえ。

SCP-232-JP: ノーコメント。

SCP-267-JP: 怪異というものが持つある種メタ的な脆さが、なんだか切ないなあと思って書きました。私達の文化がここに至るまでに、無数の伝承や文化が時代の流れの中で失われてきました。それらはかつてそこに実在するかのように扱われてきたはずだというのに、です。記録も何も残さずに消えてしまった怪異達は、元から実在しなかったせいで忘れられたのではありません。彼らはまさに「死んだ」のです。

SCP-444-JP: 一番のお気に入り。鳥と性質と言葉は、全て同時に思いつきました。理由は私も分かりません。しかし、画像がメインの記事を作りたい、という挑戦心が根底にあったのは確かです。友人二名に手書き部分の手伝いをお願いし、画像をちょいちょいと加工して制作。制作中も、こいつが私の代表作となるであろう事を確信しながら作業していました。緋色の鳥は今も獲物を探して幻覚の野を飛び回っているのか、それとも・・・

SCP-482-JP: 自作のSF作品のアイデアを、執筆する前に記事にしちまったものです。延々と荒廃した星を周り続ける行列。彼らは何も感じず、思わず、生きるために、そしてその目的すら忘れた状態で歩き続けます。このオブジェクトに関しては、何も施さずとも初めから過剰な程安全である事が世界そのものの性質を表しているのですが、ちょっと書き方に難が見受けられるので近々改訂したいと思っています。しかし、この世界にすら可能性を見出すであろう財団は逞しいと言うか恐ろしいと言うか。

SCP-587-JP: ディスカッションで真っ先に指摘された通り、諸星大二郎氏の短編漫画より着想を得て、更にアイデア段階からその構成がSCP-882に似ているなと思ったので、SCP-882記事を参考に書き上げました。私達にとって最も恐るべきは、その恐るべき事が身近であるということです。私達は恐怖存在を異常存在であると認識することで、ある種自らを安全な地帯に置こうとします。しかしこの島民達は異常だから外部事例-587を引き起こしたのではありません。彼らが正常だからこそ、外部事例-587は発生したのです。

SCP-999-JP: 可愛くない方の999。本家の999があんなに特殊な程の癒しなんだから、支部である日本でもそれを倣っているに違いない、と思って来る人に向けて全力で絶望を叩き込むKeter級。こいつもお気に入りなのですが、正直に言ってここまで評価がエラい事になるのは予想外でした。しかも皆さんノリの良い事。改めて、我々は一つのモノに惹かれ、一つの目的のために集っている同士なのだなあと感じました。面白い考察もなされているようですので、是非Tale化したいのですが・・・難しい!

SCP-111-JP-J: 「取りあえず一通りの事に挑戦してみる」という事で執筆したJoke SCPですが、思ったよりまずまずの出来であると感じています。確かに少々長いですけどね。日本支部職員も増えてきた事ですし、また拡張記録を追加したい所です。実はこいつには元ネタがあるんですが、まあそれを元ネタとしなくとも作れるよ、といったような元ネタです。ただの忘れ傘妖怪ですからねえ。


こいつはTales:

Tales-JP:

[削除済]

名前: 保井 虎尾

セキュリティレベル: 1

職務: フィールドエージェント オブジェクトの初期収容任務への参加 SCPオブジェクトの再収容任務への参加

所在: [編集済]

人物: エージェント・保井は初め4歳の時期にSCP-███-JP特別収容プロトコル実行の一環としてEクラス職員雇用されました。当初SCP-███-JPの性質から継続的な雇用は予定されていませんでしたが、SCP-███-JPの危険性の消失に大きく貢献した事、そして財団の任務に非常に肯定的であった事からより広範な任務が割り当てられるよう再配置されました。

エージェント・保井は潜入工作を主とした任務を12年間継続した後、正式にエージェントとして再雇用され、現在までオブジェクトの初期収容と再収容任務を専門としています。

年齢25歳、身長177cm、体重62kg、右目と左目の大きさが異なっており、感情に変化が生じた際は片方を細め、もう片方を見開く事で大きさの差を広げる癖があります。静寂を好むため、待機時間中の殆どを私物認定されたイヤホンを装着したままで過ごしている事に留意してください。
若齢と鍛錬による高水準な身体能力と、20年以上にも渡る業務に於いて培った経験を併せ持ち、財団業務に対しても非常に肯定的であるため、高難度の危険任務への割り当てが推奨されています。

勘弁してくれ。 ──エージェント・保井

名前: コールマン

セキュリティレベル: 1(本人の経歴に関連する情報へのアクセス時のみ2)

職務: フィールドエージェント オブジェクトの初期収容任務への参加 SCPオブジェクトの再収容任務への参加 対異常存在戦術顧問

所在: [編集済]

人物: エージェント・コールマンは当時パキスタンで活動していたテロ組織████████の元指導者として[削除済]かつ[削除済]に於いてイスラエル政府に対して抑止力の役割を担うと共に、かつて財団から要注意団体認定されていた██████████ ████ ██████ ██の構成員として活動していました。
当時から優れた戦略眼、異常存在に対する豊富な知識、テロ組織████████を統率し経営する手腕を活用し複数の異常存在オブジェクトの回収を行っていました。しかし財団に同調し、██████████ ████ ██████ ██の解体と吸収に協力したことで財団エージェントとして雇用され、本人の希望により日本支部へと配属されました。

年齢29歳、身長181cm、体重67kg、金髪碧眼で日本語、ドイツ語、アラビア語、英語、イディッシュ語、クアナン語、ロシア語、韓国語を習得していますが、いずれの言語を用いる場合でも必ず母国者でしか理解出来ないような訛りを用いて発話します。
ヘビースモーカーですが流体力学の実践能力に秀でているため、彼に限り禁煙エリア内での喫煙が許可されている事に留意してください。
彼すごいの。隣で吸ってる時だけじゃなくて、キスした時ですら全然煙草のにおいがしないのよ! ──██研究助手
やめろよォ、█股かけてるのバレるだろォ。 ──エージェント・コールマン

エージェント・コールマンは享楽的かつ自堕落的な性格の持ち主です。しかし類希なる戦術眼と観察力と論理的思考を有し、危機に対して即座に反応する判断力を有しています。事実、有効な戦術がいくつも彼の手によって考案されており、いくつかは正式に導入されています。以上の事から、複数人で行う任務の適正が高いと思われます。
また、彼はあらゆる人間に対して、その人間の情報だけを以ても渾名をつける癖があります。これらの渾名の一部はエージェントの間でも広く浸透しており、作戦行動時のコール・ネームとして採用の余地がある、と彼自身主張し続けています。

傑作なンは、あれだァな。"こむら返り"津島。こむら返り起こしたせいで任地の小村から退却するハメになったあいつにゃあぴったりだったぜェ。 ──エージェント・コールマン

ページリビジョン: 42, 最終更新: 24 Aug 2025 07:43
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