「調和の使命‐2015」の任務執行中の中国海軍の病院船「平和の方舟」は現地時間の20日、ペルーのカヤオ港に寄港、7日間にわたる友好訪問を開始し、医療サービスや人道主義に基づくサービスを無償提供する。新華網が伝えた。
「平和の方舟」がペルーを訪れたのは今回が初めてだ。7日間の友好訪問期間中、双方は軍事、医療、文化といった分野で交流と協力を展開する予定で、「調和の使命‐2015」任務の管柏林・指揮官は同国の衛生担当大臣や海岸警備司令官など政治・軍事分野の高官に謁見する計画だ。「平和の方舟」は病院船として現地の往診患者に対し無償で医療サービスを提供するとともに、ペルーの陸軍病院や海軍病院、空軍病院、カリオン病院、ロアイサ病院などに医療部隊を派遣して合同診断を行い、現地の老人ホームや癌児童救助センターなどに親睦部隊を派遣して健康診断サービスや親睦交流活動を展開する。
また、「平和の方舟」任務執行将兵らはペルーの海軍基地や艦艇を見学し、ペルー側医療関係者も「平和の方舟」船舶内を見学して専門分野の交流活動を行う他、双方はサッカーやバスケットといったスポーツ交流も行い、甲板での招待パーティーも開かれる予定だ。さらに、「平和の方舟」は現地の中国大使館館員とその家族、中国系機関関係者、華僑華人、中国人留学生に対し一般的な病気の診断も提供する。
ペルーは南アメリカ北西部に位置し、カヤオは首都リマの外港で、ペルー太平洋海軍部隊司令部、第二海軍軍区司令部の所在地でもある。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年12月23日
