2015年7月31日

中日対訳 健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

ホーム 新着 経済 社会 政治 科学 中日 カルチャー 特集 コメント 評論 写真 動画 過去の記事
中国における日本企業 経済用語集 中国投資情報 企業 自動車 不動産 金融 家電 IT・通信 資源
中国の夢 あつまれ!中国の日本人 人民日報「微博」
指導者関連報道 外交部記者会見 鍾声国際論評 望海楼評論 共産党ニュース
宇宙開発 月探査 資源・能源 電子・通信 科学調査 原子力
中国メディアが見る日本 外国人が見る中国 宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」 北京で日本人が春節体験
芸能スクープ 映画祭 映画速報
特集 企画 在中日本人の記録番組:中国と共に生きる 公式ブログ 北京の空は何色? ニュースエクスプレス
週間!深読み「日本」 人民日報評論コラム「望海楼」 人民日報鍾声国際論評
Apple 新浪 騰訊 人民 LINE 微信 RSS
人民網日本語版>>中日フォーカス

日本の元残留孤児「私には二つの家。一つは日本、もう一つは中国」

人民網日本語版 2015年07月17日08:44
ゲストと記念撮影する日本孤児代表団挨拶する中日友好協会の王秀雲・副会長「中国帰国者・日中友好の会」の池田澄江理事長「説句心里話」を披露する孤児代表団京劇を披露する代表団の一人桜井幸子さん代表団のメンバーの誕生日を祝うプレゼントを交換する王副会長と池田理事長プレゼントを交換する王副会長と池田理事長
[画像:pre]
[画像:next]

終戦直後に中国東北部に残され、その後日本に帰国を果たした残留孤児やその子供ら54人が、黒竜江省哈爾濱(ハルビン)市内で養母らとの交流会に出席した後、14日に北京入りした。54人は、残留孤児から成るNPO法人「中国帰国者・日中友好の会」のメンバー。14日夜に、中日友好協会で54人の歓迎会が開催され、同協会の王秀雲・副会長や在中国日本大使館の伊藤康一・首席公使などが出席した。人民網が報じた。

「中国帰国者・日中友好の会」の池田澄江理事長は、挨拶の中で、「戦争で日本の被害者となったアジア、特に中国の国民が日本と和解できることを、ずっと願ってきた。これは、私達残留孤児の願いでもあり、帰国者みんなが生涯を日中友好事業のために捧げ、日中友好の懸け橋になりたいと願っている」と語った。

歓迎会で、孤児代表団らは中国の歌「説句心里話(話したいことがある)」の替え歌を披露し、「話したいことがある。私には実は二つの家がある。一つは日本にあり、もう一つは中国にある。話したいことがある。私はいつもきがかり。離れ離れになった、中国のお母さんが...」。今や高齢者となった孤児たちの思いの詰まった歌詞に、会場は感動に包まれた。

また、約1年かけて練習したという舞踏劇「中国のお母さん」も披露した。舞踊劇に参加した中村恵子さん(73)は取材に対して、「テレビで初めて中国のある大学の学生がこの舞踊劇を披露しているのを見た時、『戦争孤児が経験していることを見事に描写している』と感じ、とても驚いた。その後、この舞踊劇が頭に浮かんで、何日も眠れない夜が続いた。それで、私と同じ経験をした孤児の人とこの舞踊劇を練習し、育ててくれた中国のお母さんへの感謝を表してはどうかと、夫に相談した。練習に参加したのは70歳以上の高齢者ばかり。がん患者もいて、点滴が終わってすぐ後に練習に来る人もいた。踊りは下手で、手足の動きも機敏ではないが、みんな心をこめて踊っている」と語った。

「今回中国に来たのは、中国の養父母への感謝を伝えるほか、日中両国の民間の友好を促進するため。私達の活動を通して、中国は自分達の故郷であるということを忘れないよう自分に諭すと同時に、多くの人に過去の歴史を知ってもらい、悲劇が繰り返されることがないようにしたい」と中村さん。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年7月17日

人民網日本語版LINE公式アカウント開設人民網日本語版LINE公式アカウント開設

関連記事

関連特集

图片列表

コメント

  • 名前
  • コメントを書く

おすすめ

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /