各種ガイドライン
脳脊髄液減少症(漏出症)についてのガイドライン・診断基準は、疾患名が異なるものも含めればいくつか検索できる。
インターネットで検索可能ないくつかを提示する。
・国際頭痛分類 日本頭痛学会からの引用です
第2版(2004年)
https://www.jhsnet.net/gakkaishi/jhs_gakkaishi_31-1_ICHD2.pdf
第3β版(2013年)
https://www.jhsnet.net/pdf/ICHD3_up/all_02057_2.pdf
第3版(2018年)
https://www.jhsnet.net/kokusai_2019/all.pdf
これらの頭痛分類には、脳脊髄液減少症(漏出症)の名称は無く(光藤先生 脳神経内科VOL.92 NO4 P409)、「7.2低髄液圧による頭痛」に分類される疾患と考えられる。ただし、脳脊髄液減少症例には頭痛の訴えのない患者も少数ながらいることから、本分類では診断されない症例が存在する。
また、脳脊髄液減少症(漏出症)の診断に用いる際には、本分類の問題としてまず以下の2点を挙げる。
・脳脊髄液減少症ガイドライン2007(日本脳脊髄液減少症研究会2007年)
http://www.npo-aswp.org/data/2007-0330.pdf
・頭部外傷に伴う低髄液圧症候群の診断基準(日本脳神経外傷学会2010年)
http://www.neurotraumatology.jp/committee/sih/filedata/flowchart4.pdf
・脳脊髄液漏出症診療指針(厚労省・AMED研究班2019年)
この中の画像診断判定基準・画像診断基準は以下のHPアドレスaを参照。
ahttps://www.id.yamagata-u.ac.jp/NeuroSurge/nosekizui/pdf/kijun10_02.pdf
文責 明舞中央病院 中川紀充先生