竹林整備(佐渡サービスラーニング 2日目:岩首班)
2017年9月 7日 (木) | 固定リンク | 0 投稿者: 学生活動スタッフ
私たち岩首班の2日目の朝は、スマートフォンのアラームではなく、大雨警報で起きました。
2日目の午前中は、竹林整備体験をさせて頂きました。竹林整備の作業時は、早朝に降っていた雨はすっかりやみ青空が広がっていました。
そもそも、なぜ竹林整備が必要なのでしょうか。
以前、佐渡の竹は品質が良く、日本中で需要がありました。しかし、徐々に竹の需要が減り、佐渡の竹林が放置されるようになりました。竹は成長が早いだけではなく、竹の根が横に広がっていきます。そのため、車道や小道にまで竹の根が出てきてしまいます。このような竹による被害を「竹害」と言います。竹林整備は竹害を防ぐために必要不可欠なのです。
竹林整備には、チェーンソーや鋸(のこぎり)、鉈(なた)を使用します。初めに、鋸で切りたい竹の周りの草木を切り、チェーンソーを使うときに絡まらないようにします。次に、チェーンソーで竹を切り、さらに、鋸で竹を運びやすい長さに切ります。最後に、竹の先の方の枝部分を鉈で落としていきます。
今回、私は、チェーンソーを使って竹を切る体験させて頂きました。チェーンソーの刃を竹に入れる時、竹の表面が硬かったため、力が足りず、刃が上下に動いてしまい、なかなか竹に刃が入らず大変でした。(男子はスムーズに上手にやってました。)
竹林整備のほとんどは、お年寄りの方々がやられています。竹林整備は非常に重労働な作業です。また、竹の需要が低いため、労働に見合った収入がありません。最近、竹林整備の補助が出るようになったそうですが、佐渡の里山を維持していくためには、竹林整備費だけでなく、若い労働力が必要となります。私たち若者が、自ら何かできることはないかと考え、行動することが、この先重要になってくるということを今回の体験を通して学びました。
(永井)