2018年8月
アイスクリームは美味しいうちに食べよう。
2018年08月31日 | 固定リンク
先端食品コースの梶原です。今年の夏は記録的な暑さで、気温30°Cが涼しく感じられました。こんな日はアイスクリームが食べたくなりますよね。
アイスクリームを家庭用冷凍庫で長期間保存するとどうなるか分かりますか。アイスクリームには小さい氷の粒が含まれています。一般的な家庭用冷凍庫の温度は約-20°Cで、この温度ですと小さい氷の粒から水蒸気が昇華して、この水蒸気は大きい氷の粒に付着し、氷の粒がより大きくなります。アイスクリーム中の氷の量は変わりませんが、その粒の数は減り大きさが大きくなるのです。すると、なめらかな食感からざらついた食感になり品質が低下します。
氷点下20°Cでもゆっくりですが昇華が起こるのです。アイスクリームの品質低下は家庭用冷凍庫で一カ月保存すれば分かります。冷凍庫で保存しても長期保存は難しいようです。アイスクリームは早く食べたほうがよさそうです。
捕まえた魚の正体
2018年08月29日 | 固定リンク
まだまだ暑い日が続いていますが、今年の夏は特に暑かったです。私は、夏休みを利用して家族で西伊豆へ海水浴に行ってきました。そのとき、潮だまりのようなところで多くの生き物を捕まえました。写真は捕まえた魚で、大きさは1〜1.5cmぐらいです。実は私は魚には詳しくて、たいがいの魚ならば言い当てることができます。しかし、この魚はよくわかりませんでした。魚は幼魚から成魚になるときに模様が大きく変わるものが珍しくありません。なので、大きくなれば正体がわかると考え、正体がわかるまで自宅の水槽で飼ってみることにしました。多分、インターネットでうまく検索すれば正体は簡単にわかるのでしょうが、私は正体が明らかになるまでの過程を楽しみたいので、あえて検索はしないことにしました。このほかには、エビ(多分、手長エビ)とウナギの稚魚などを捕まえました。ウナギの稚魚は大きくして蒲焼きにするつもりで張り切って水槽に入れたのですが、水が合わなかったのか長生きしませんでした。できれば、来年もう一度捕まえに行きたいです。
W女王の競演
2018年08月23日 | 固定リンク
毎年、夏休みには山を登ることにしているが、この夏休みは、北アルプスの燕岳を訪れた。かねてから訪れたかった山だったが、山頂近くにある山小屋の燕山荘にやっと予約をとることができ、登ることを楽しみにしていた。燕岳は、長野県の大町市と安曇野市の境にある山で、常念山脈の北部に位置する。頂稜に花崗岩の小岩塔が並び立つ標高2763mの美しい山容を描くことから、北アルプスの女王と呼ばれる(写真1)。
最寄り駅はJR大糸線の穂高駅で、バスで1時間ほど走った標高約1500mの所にある中房温泉が登山口になる。当日は、すでに多くのグループ登山客が集う中、私と妻はカラマツ林の中を登り始めた。道は整備されているほか、30分から40分間隔でベンチが配置されていて、歩きやすい山である。3時間ほど歩くと合戦小屋と呼ばれる売店に着いた。当日は、下界は35°Cを超える猛暑だったが、山も例外でなく、歩く度汗が吹き出ていた。そのせいもあって、売店で名物となっているスイカを注文したが、これまでの中でも最もうまいスイカに思えるものであった。スイカを堪能した後、再び歩き始めた。ダケカンバやナナカマドの林の中、2500m超えるとさすがに息苦しさを覚え、歩みの速度も遅くなったが、頂上近くになってくると一気に視界が広がり、高山植物の群落が目に飛び込んできた。白やピンク色の花々が咲く中、紫色のリンドウやトリカブトといった秋をつげる花が彩を添え、まさにお花畑であった。疲れが一気に吹き飛ぶような爽快な景色であった。高山植物を楽しみながら、燕山荘にたどり着いた。その日はそこで一泊した。燕山荘は、これまで泊まった山小屋の中でも大規模なもので、老若男女問わず、多くの登山客でにぎわっていた。食事もこれまでの山小屋の中では最もおいしいもので、人気があってなかなか予約が取れないのも納得した。
翌朝、山小屋をあとに燕岳に登った。朝起きたときは霧に追われてほとんど視界が得られなかったが、スタート直後には霧も晴れ、樹木の緑と白い花崗岩の岩塔のコントラストの山容が目の前に現れた。岩塔の間、白い砂礫の道を進んでいくと、山の斜面に高山植物の女王とも呼ばれるコマクサの群落を見ることができた(写真2)。ピンク色の可憐な花を咲かせるコマクサは、6月〜7月が最盛期だが、十分美しい姿を呈していた。まさに北アルプスの女王と高山植物の女王のW競演である。30分登ると山頂に着いた。360度の視界で、槍ヶ岳や大天井岳などの山々を望むことができた。
帰りはメガネ岩やイルカ岩といった奇岩を眺めながら、登ってきた道を戻った。自然を十分堪能した一泊二日の登山の旅であった。なお、登山口の中房温泉で汗を流したのは言うまでもない。学生の諸君にも、ゲームだけでなく、山にも訪れて、雄大な自然にも是非触れてほしい。
大学でボート
2018年08月09日 | 固定リンク
何か変ですよね。そう!本学部の研究室が入っている片柳研究所棟が無いのです!ちょっと調べたら、2000年から片柳研究所棟の建設が始まったようです。
http://blog.bs.teu.ac.jp/blog/2011/02/post-36aa.html
なぜ、20年前の絵葉書を昨年度卒業した留学生が持っていたのかは謎ですが、面白いからといって頂きました。この絵葉書セットには下記も入っておりました。
正門近くの池でボートに乗れるのかい!って思わず突っ込みました(笑)。20年前と今では全然違うのだなーと思って、この池の近くを歩いていたところ、なんと、ボートに乗っている方を発見してしまい、思わず写真をとってしまいました。
何か作業をされていたので事務の方でしょうか。自由に乗れることはないかと思いますが、機会があれば乗ってみたいですよね。
八王子キャンパス周辺ガイド
2018年08月01日 | 固定リンク
ふつうは学バスだけど・・・ 東京工科大学の八王子キャンパス(応用生物学部)へ来るための最も一般的な経路は,八王子駅か八王子みなみ野駅からの無料の学バスである。しかし,そんな日常に飽き足らない人は,ちょっと歩いてみるといいんじゃないかな。絹の道とか,まっとうな立ち寄りスポットもあるんだけど,もう少し生活感のある場所をご紹介をします!地図にアルファベットで記号を打ったので参考にしてください。
温泉,日帰り入浴施設 まず,紹介するのが,地図上にRG, RYの記号で示した日帰り入浴施設である。RGが1,000円くらい,RYが800円くらいで学生にはちょっと高いが,大学近辺に一人暮らしをしている学生には好評のようだ。ただし,RYが開店した時期に応用生物学部生がそこでアルバイトをしているという情報が教員に流れたため,学生に裸を見られるのは恥ずかしいという意識が働き,教職員の利用は少ない。いまも応用生物学部の学生がここでアルバイトしているかどうかについては情報がない。
戦国時代の城跡 地図のKJには室町時代に築城され,戦国時代まで使われていた城がある。といっても天守閣が現存しているのではなく,城郭のあとなど土地のデコボコが残るだけ。普通の応用生物学部の学生にとって行く必要のないところだが,桜の季節にここで花見をする研究室があったり,城跡にある沼や菖蒲園から実験で使う微生物を採取する研究室がある。
牧場アイスクリーム 応用生物学部の1年生を中心に,農業に関心がある人たちがサークル設立を現在準備していて,そのメンバーがIMの場所にある牧場見学へこの6月に行ったようです。乳しぼり体験とかバター作成なんかもできるところのようです。大学から歩ける距離のところに牧場があるなんて知らなかったです。
看板のない喫茶店 大学から御殿峠を越えてすぐの地図上PBの場所に喫茶店がある。営業しているのかしていないのか,店の外からわかりにくく,しかも,喫茶店であることすらわかりにくい。ヨーロッパの古城のようなたたずまい。一杯3000円のコーヒーなどのマニアックな品もあるが,実際には普通の喫茶店レベルの値段でお茶や軽食を楽しめる。いちど,外国からの客人をこの店のランチ営業に案内したことがあり,店員がきれいな英語を話す人でちょっと驚いた(が,アジア人には,そういうきれいな英語は通じないという別の問題があり,・・)。
実況中継のあるファミリーレストラン 大学にたぶん最も近いファミリーレストランがDN。以前,このレストランに入ったときに,誰かはわからないが,とにかく学生が店内にいて,「浦瀬先生ご来店です」「いま注文したようです」「・・・」と研究室にいる学生に対して実況中継をしていたようです。あまりにも詳細なレポートに,読むのが面倒になった研究室の学生が「浦瀬先生だってメシくらい食うだろう。静かに食わせてやれ」とピシャリと返信。とにかく,八王子みなみ駅付近のお店には誰がいるかわからない。教職員は学生のひとりひとりの顔を知らなくても,学生は教職員の顔を知っているので,変なことをすると(別に変なことをしていたわけではないが),すぐに実況中継されてしまいます。