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はじめまして。デジタル庁ファクト&データユニット所属、データエンジニアの長谷川です。 本記事ではデジタル庁内でデータ活用を推進するための組織と分析基盤についてご紹介します。 これまでのデジタル庁noteと比べると、技術寄りの話題が多い記事となりますが、庁内のデータ活用に興味のある方はぜひご覧ください。 デジタル庁のデータ活用組織「ファクト&データユニット」ファクト&データユニットとはデジタル庁の特徴の一つに、デジタル分野において各種の専門性をもつ「民間専門人材」が多く所属していることが挙げられます。 民間の専門人材は、デザイン、プロダクトマネジメント、エンジニアリングなど、領域ごとに「ユニット」と呼ばれる組織を構成しており(参考:デジタル庁 - 組織情報)、必要に応じてさまざまなプロジェクトにアサインされて業務を遂行する、人材プールのような役割を果たしています。 ファクト&データユニットも
こんなWebサービスをリリースしたので、技術的な話をまとめておこうと思います。 元々このサービスは、趣味の延長線のような感じで開発を始めました。競合にあたるnoteやはてなブログなどのサービスが確固たる地位を築いているということもあり、「お金にはならないだろうけど、自分の趣味を詰め込んだものにしよう」というゆるい気持ちで開発を続けています(楽しい)。 選定の方針 趣味と言っても文章投稿サービスなので、ユーザーが少数であったとしても長期間運営しなければなりません。そのため、ユーザー数が少なければランニングコストが数千円/月以下、ユーザー数が増えたときは段階的にコストが上がるように選定を行いました。 アプリケーション フルスタックNext.jsアプリケーションをCloud Runにデプロイしています。各APIエンドポイントはNext.jsのAPI Routesで生やしています。 Next.js
いくつかのクラウドサービスでは、新規ユーザーに対する1年程度の無料トライアルや一定額のクーポンなどの提供だけでなく、期間の制限なくずっと無料で使える、いわゆる「Free Tier」や「Always Free」と呼ばれるサービスが提供されています。 こうしたサービスは試行用の環境や一時的なテスト環境、あるいはホビー用途などに適しています。 本記事では期限の制約なく無料で提供されている主なクラウドサービスを、2023年版としてまとめました(新規ユーザーとして期限の制約なく無料で使えるものを優先しています)。 ただしこれらの無料のサービスは、提供側の都合によって申し込みや利用が制限されたり、もしくは提供自体が終了したりすることがあります(昨年、多くのITエンジニアに人気であったHerokuのFreeプランが終了したことをご記憶の読者も多いでしょう)。 無料のサービスを利用する場合には、そうした提
ウェブサイトやアプリケーションを簡単に構築できるクラウドサービスは便利なものですが、その課金システムは非常に複雑です。通信量や利用した計算リソースに応じて課金する従量課金制のサービスもあれば、条件を満たすことで無料で利用できるサービスもあります。そんなクラウドサービスの無料プランを利用したつもりが、7万2000ドル(約750万円)を請求され倒産寸前に追い込まれたと、ベンチャー企業の創設者が当時の状況をブログに吐露しています。 We Burnt 72ドルK testing Firebase + Cloud Run and almost went Bankrupt [Part 1] | Milkie Way https://blog.tomilkieway.com/72k-1/ We Burnt 72ドルK testing Firebase - Cloud Run and almost went
任天堂:新しい汎用ゲームサーバーを Google Kubernetes Engine、Cloud Spanner などを駆使して構築 世界中で愛好されている任天堂株式会社(以下、任天堂)の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」。そのオンライン マルチプレイを担う汎用ゲームサーバーの動作基盤に新たに Google Cloud が採用されました。多くのユーザーとの通信を処理しなければならないこの仕組みを、なぜ Google Cloud 上に構築したのか。どのような工夫を施すことで、安定性・可用性と運用負担の軽減を両立させたのか。構築に携わったエンジニアのお二人に話を伺いました。 利用しているサービス: Google Kubernetes Engine、Agones、Anthos Service Mesh、Cloud Spanner、Cloud Load Balancing、Cloud
Google Cloudが、顧客のアカウントを誤って削除し、大規模障害の引き金になる──こんな出来事が海外で起きた。オーストラリアで年金基金を運営するUniSuperは5月8日(現地時間)、自社サービスで起きていた障害について、プライベートクラウドのアカウントが誤って削除されたことが原因だったと発表した。 UniSuperはGoogle Cloudを活用していたが、米Google自身が誤ってアカウントを削除。UniSuperは冗長性を確保するため、別のリージョンにもデータを置いていたが、そちらも無効にされていたという。 アカウントが削除された経緯については「(Google Cloudが)UniSuperのプライベート・クラウド・サービスをプロビジョニングする際の不用意な構成ミスにより生じた」(UniSuper)と説明している。しかし、UniSuperは他社のサービスでもバックアップを確保し
みんなの銀行:日本初の「デジタルバンク」として Google Cloud に勘定系を構築。Cloud Spanner で銀行基幹システムで求められる可用性を実現 2021 年 5 月にサービス提供を開始した「みんなの銀行」は、デジタル ネイティブ世代をターゲットとしたスマートフォン専業銀行。金融にまつわる煩わしさを排除し、ゼロベースでこれからの銀行に求められる機能を開発・提供していくと打ち出しています。そんな同行の大きな技術的トピックの 1 つが、勘定系システムにパブリッククラウドを採用したこと。これはもちろん国内初*の試みです。ここではサービス開始後の手応えをシステム構築をリードしてきた皆さんにお伺いしました。 利用している Google Cloud ソリューション: Google Cloud Databases、Stream Analytics 利用している Google Cloud
諏訪 悠紀 (Yuki Suwa) • カスタマーエンジニア (流通・小売担当) ◦ 2020 年に Google Cloud にジョイン ◦ ex-Classmethod (2011 年 - 2020 年) • 得意分野 ◦ Cloud Run などのサーバーレス サービス ◦ Mobile App や Web App の開発 ◦ Vertex AI Search for Retail (検索サービス) ◦ プロトタイピング・デモ作り yuki0211s@X 本セッションのテーマ • Cloud Run の概要 • サーバーレス アーキテクチャ パターン 30 連発 厳選した 30 パターンをクイックにご紹介します。 全てのスライドにブログやドキュメントのリンクを載せているので、 詳しくはそちらを参照してください! Cloud Run の アーキテクチャ パターンをたくさん知る! Pro
概要 本稿は、クラウド内の仮想マシン (VM) サービスに対する潜在的な攻撃ベクトルを特定・緩和するための戦略について解説します。組織はこの情報を使って、VM サービスに関連する潜在的リスクを理解し、防御メカニズムを強化できます。この調査では、Amazon Web Services (AWS)、Azure、Google Cloud Platform (GCP) という 3 つの主要クラウド サービス プロバイダー (CSP) が提供する VM サービスを中心に取り上げます。 VM はあらゆるクラウド環境で最も利用数の多いリソースの 1 つで、その多さがゆえに、攻撃者らの主要な標的にされています。私たちの研究からは、インターネットに公開されているクラウドホストの 11% には、深刻度が「緊急 (Critical)」または「重要 (High)」と評価される脆弱性があることがわかっています。 V
HashiCorp創業者のミッチェル・ハシモト氏が打ち明ける、一緒に仕事をして最高だったクラウドベンダーはMS、Google、Amazonのどれだったか? HashiCorpを創業したミッチェル・ハシモト氏は、2024年に同社を去った後、現在は個人開発者としてターミナルエミュレータ「Ghostty」の開発に取り組んでいます。 HashiCorpは、特定のクラウドに依存しないTerraformやVaultなどのツールで知られています。それゆえに同社はAmazon Web Servicesやマイクロソフト、Googleなどの大手クラウドベンダを始めとする多くのクラウドとの協力や協業などを経験しており、ハシモト氏は同社のCTOとしてその最前線で活躍していました。 2025年6月25日、ハシモト氏はX/旧Twitterで当時大手クラウドベンダ―と一緒に仕事をした経験について質問を募集する「AMA(
Google CloudがApplication Design Centerという、構成図を書けばTerraformを書いて、デプロイまで行う機能をリリースしました。[1] どうやらGoogle CloudはTerraform職人を失職に追い込みたいようです。 Application Design Centerの概要 アプリケーション デザイン センターは、Google Cloud アプリケーション インフラストラクチャの設計、共有、デプロイに役立ちます。アプリケーション デザイン センターを使用すると、アプリケーション テンプレートを設計し、開発者と共有し、インスタンスをデプロイして、設計を進化させることができます。 つまりApplication Design Centerはインフラ構成図の設計・共有・デプロイを補助するツールで、アプリケーション開発者やプラットフォーム管理者が効率的に管
Google Cloudは、同クラウドユーザーであるオーストラリアの年金基金「UniSuper」で発生した大規模障害の原因について報告する記事「Sharing details on a recent incident impacting one of our customers」を公開しました。 今月(2024年5月)初旬、Google Cloud上で稼働していた数百の仮想マシン、データベース、アプリケーションを含むUniSuperのプライベートクラウドが突如として原因不明のまま削除され、復旧されるまでの数日にわたってシステムが利用できなくなるという大規模障害が発生しました。 今回の報告では、実際になぜこのような大規模障害が発生したのか、その原因と復旧の経緯について明らかにされています。その概要を紹介しましょう。 Google Cloud VMware Engineの設定を間違う UniS
本記事は ネットワークウィーク 4日目の記事です。 💻 3日目 ▶▶ 本記事 ▶▶ 5日目 🌐 はじめに 対象読者 この記事で伝えたいこと すべての基本:AWSとGoogle Cloudの「思想の壁」 主要サービス比較:AWSの知識をGoogle Cloudに置き換えて理解する 1. 仮想ネットワーク (VPC) 2. サブネット 3. ファイアウォール 4. ロードバランサ + CDN AWS経験者が意識すべきポイント おわりに はじめに クラウド事業推進部の小野内です。ネットコムに入社して、もうすぐ3年半となります。 多くのインフラエンジニアにとって、AWSのネットワーク構成はもはや共通言語と言っても過言ではないでしょう。VPC、サブネット、セキュリティグループといったコンポーネントを組み合わせて、要件に合わせたネットワークを設計するのはおなじみの作業かと思います。 しかし、いざG
GoogleはGoogle Cloudで提供している大規模分散データベース「Cloud Spanner」に、PostgreSQL互換のインターフェイスを実装したと発表しました。 At #GoogleCloudNext, we've announced the preview of Cloud Spanner’s PostgreSQL interface—combining the scalability & reliability of Spanner that enterprises trust with the familiarity & portability of PostgreSQL that dev teams . Take a deeper dive ↓ https://t.co/Y3xD1lDPLg — Google Cloud Tech (@GoogleCloudTech
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 3大クラウド(AWS,Azure,GCP)をそれぞれプロダクションで実運用した感想(その2 Azure固有の優位性について) はじめに 前回記事で3大クラウドに関して、各々のクラウドのシェアと将来性に関して感想を記述したところ、トレンド1位になったりと大変大きな反響をいただきました。 長い記事であったにも関わらず、目を通してくださった読者の皆様ありがとうございます! しかしながら、予想外のバズり方をしてしまってだいぶハードルが上がってしまったのと、ちょうど弊社でインパクトの大きい経営施策(シリーズBの資金調達/事業譲渡)が立て続けに執行
G-gen の奥田です。当記事では、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud(旧称 GCP)が提供するフルマネージドな AI エージェントサービスの比較を行います。 はじめに 当記事について AI エージェントとは ツールとは マルチエージェントシステムとは RAG と併用する効果 3社比較 前提条件 機能比較 料金シュミレーション 想定シナリオ AWS Azure Google Cloud 総評 AWS Azure Google Cloud 詳細の解説 Amazon Bedrock Agents(AWS)の詳細 構成図 プロダクト一覧 できること 対応モデル ツール 料金 Azure AI Agent Services(Azure)の詳細 構成図 プロダクト一覧 できること 対応モデル ツール 料金 Playbooks(G
Google Cloud、世界中のリージョンが影響を受けた大規模障害、原因は管理システムがヌルポインタ参照でクラッシュしたこと Google Cloudは日本時間で6月13日金曜日の午前2時49分から約3時間のあいだ、Google Cloudの世界中のリージョンにおいてAPIへのアクセスに対して503エラーの発生が増加するなどの障害を起こしていました。 この影響でSpotifyやTwitch、NPM、Firebaseなど、Google Cloudを利用していた多くのサービスにも障害が発生することとなりました。 この障害の原因についてGoogle Cloudは6月15日に詳しい報告を公開しています。 報告によると、Google Cloud APIを外部に提供するために世界中の各リージョンに配置されているGoogle API管理ツールに追加した新機能に潜在的なバグがあり、適切なエラーハンドリン
背景 やったこと1. 廃止 やったこと2. GCPに移行 ユースケース図 URLベースで見たユースケース図 実行環境で見たユースケース図 実際にGCPに移行したアプリ達 Cloud Run Cloud Functions AppEngine GCP移行した全てに共通してること やったこと3. CircleCIに移行 付録A. 道のり 付録B. 調査メモ(移行時に参考にしたドキュメントやサービスなど) 無料プラットフォームがまとまってるドキュメント ElephantSQL (PostgreSQL) PlanetScale (MySQL) Redis Enterprise Cloud 付録C. Redisを雑にFirestoreに置き換えたらクラウド破産しかけた 2022年09月22日 20:45ブコメレス 背景 Herokuの無料プラン終了のため10個以上あった個人アプリを1ヶ月くらいかけて色
Google Cloudは、同社の生成AIサービスであるGeminiに、PDFやWord、Excel、テキストファイルなどのさまざまなファイル形式を読み込ませて検索可能にするフルマネージドなRAGシステム「File Search in Gemini API」の提供開始を発表しました。 Geminiのような生成AIを企業内で活用するとき、Geminiに社内のドキュメントなどを読み込ませることで社内固有の質問に関してもGeminiが回答できるようになります。 このときによく使われるのがRAG(Retrieval-Augmented Generation)と呼ばれる手法です。 しかしRAGのためのシステムを構築するには、RAG構築のためのサービスやベクトルデータベースなどを用意し、必要に応じて前処理やプログラミングなどを行い、Geminiなどの生成AIと組み合わせるなどの作業が求められます。 今
クラウドサービス「Google Cloud」のパリリージョン(europe-west9)で、4月26日午前11時ごろ(日本時間)から障害が発生している。データセンターに水が浸入したといい、一部のサービスを除いて27日午後3時41分時点で障害が続いている。障害は長引く見込みで「現時点では、リージョンの運用が完全に回復する予定はない」(米Google Cloud)としている。 仮想マシンを立ち上げる「Google Compute Engine」(GCE)、ストレージサービス「Google Cloud Storage」(GCS)、音声認識サービス「Speech-to-Text」など複数のサービスが影響を受けた。このうちGCSなど4サービスはリージョン全体で復旧済み。GCEなど3サービスはリージョン内の一部ゾーンで復旧したという。 ただし、他のサービスは障害の影響が続いている。Google Clo
今からちょうど4年前の 2021年02月01日、クラスメソッドは技術情報共有サービス「Zenn」を買収しました。 組織活動やブランディングをサポートする Publication 機能の導入も 1000 件を超え、ますます発展していく Zenn を支える体制と技術の話をします。 サーバーレスアーキテク...
Google、訂正不可能なメモリエラーによるクラッシュを回避する「Memory Poisoning Recovery」をGoogle Cloudで提供へ ずっと安定して稼働していたシステムが、ある日突然エラーでクラッシュ。調べても原因が分からないので、「何らかのノイズや放射線などの影響でメモリエラーが起きたのでは?」という推測を顧客に報告した、なんて経験を持つベテランのITエンジニアは少なくないのではないでしょうか。 実際のところ、2009年のGoogleの調査では同社の本番システムにおいて、1年間で8%以上のDIMMモジュールにメモリエラーが発生していたと報告されています。想像以上にメモリエラーというのは起きているのですね。 ただし、現代のメモリとCPUなどではエラー訂正機能を備えているため、多くのメモリエラーは訂正され、システムの動作に影響を与えないようになっています。 しかし訂正しき
当記事は みずほリサーチ&テクノロジーズ ×ばつ G-gen エンジニアコラボレーション企画 で執筆されたものです。 G-gen の佐々木です。当記事では、Google Cloud (旧称 GCP) でマネージドな Kubernetes クラスタを使用することができる Google Kubernetes Engine (GKE) を解説します。Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) や Azure Kubernetes Service (AKS)など、kubenetes をマネージドに提供するサービスは存在しますが GKE はそれらの中でもよい評判を耳にします。例えばマスターノードの料金が不要、起動が早いといった具合です。GKE は Google Cloud 採択の理由たりえるサービスのため、優先的に仕様を調査することにしました。 Google Kube
カプコン: ゲーム開発に必要な数十万件のアイデア出しを生成 AI で支援し、クリエイターの生産性を大幅に向上 『モンスターハンター』シリーズや『ストリートファイター』シリーズなど、世界中のゲーマーから圧倒的に支持される人気タイトルを次々にリリースしてきた株式会社カプコン(以下、カプコン)。同社はこれからも高品質な作品を生み出し続けるべく、生成 AI をはじめとする新技術の活用に積極的に取り組んでいます。そうした先端技術の導入に向けた取り組みについて、タイトル横断で技術開発に取り組む担当者から最新の事例を伺いました。 利用しているサービス: Vertex AI, Gemini Pro, Gemini Flash, Imagen, Cloud Run など 利用しているソリューション: 生成 AI 費用・工数が増大するゲーム開発を生成 AI を活用して効率化世界で受け入れられるヒット コンテン
n8n is a powerful yet easy-to-use workflow and automation tool for multi-step AI agents, and many teams want a simple, scalable, and cost-effective way to self-host it. With just a few commands, you can deploy n8n to Cloud Run and have it up and running, ready to supercharge your business with AI workflows that can manage spreadsheets, read and draft emails, and more. The n8n docs now tell you how
はじめに Rails 8が新たにリリースされ、SQLiteを本番環境でも使用できるようになりました。 これまで、Google CloudでRailsアプリを運用する際、Cloud RunとCloud SQLを使うと簡単に構築できて便利だったんですが、Cloud SQLだけで最低月2,000円弱かかってしまっていました。 SQLiteは、PostgreSQLやMySQLと違いライブラリとして動作するため、データファイルを保存できるストレージがあれば別途CloudSQLなどのサービスを使う必要がなくなります。 なので、Cloud StorageのバケットにSQLiteのデータを置いて、Cloud RunでGCSバケットをボリュームマウントとして設定することで、ほぼ無料のRails環境が作れそうと考えて試してみました。 インフラ構成 Cloud RunとCloud Storageの構成にしていま
2022年7月の第3週頃から、ヨーロッパを過去に前例のないレベルの深刻な熱波が襲っており、スペインやポルトガルでは熱波の影響で1700人以上が死亡しました。この熱波は人だけでなくデジタル機器にも影響をおよぼしており、Google CloudやOracle Cloudといったクラウドサービスが停止する事態にまで発展しています。 Google Cloud Service Health https://status.cloud.google.com/incidents/fmEL9i2fArADKawkZAa2 Multiple Services | UK South (London) | CN-764094 - OCI Status https://ocistatus.oraclecloud.com/#/incidents/ocid1.oraclecloudincident.oc1.phx.am
技術カンファレンス「Google Cloud Next Tokyo '25」の発表資料です。 掲載内容は収録時点の情報にもとづきます。 https://kazaneya.com/23870d0c5ac880248ef3e939e1c85156 YouTubeに10分のプレゼンテーション動画をア...
Googleの親会社であるAlphabetが2023年第1四半期の決算を発表し、Google Cloudの売り上げと利益が公開されて以来、初めての黒字となったことが明らかになりました(決算報告のPDF)。 上記が決算報告の中で、セグメント別の売り上げと利益を示した表です。 これを見ると2023年度第1四半期のGoogle Cloudの売り上げは74億5400万ドル(1ドル130円換算で約9690億円)、営業利益が1億9100万ドル(同じく約248億円)の黒字でした。 2022年度第1四半期のGoogle Cloudの売り上げは58億2100万ドルですから、差し引き16億3300万ドル、28%の売上増です。 クラウド市場はおおむね30%前後の成長率となっているため、Google Cloudは市場平均並の成長を遂げたといえるでしょう。 そしてこの成長率を維持するには継続して大きな投資が必要なこ
TL; DR Google Cloud 上で Rails をできるだけインフラ運用しなくて済むように構築するとしたら、こういう構成にするのはどうだろうか? メインの Web アプリは Cloud Run メインのデータベースには Cloud Spanner 非同期ワーカーには GKE Autopilot 非同期メッセージングキューには Cloud Pub/Sub DB マイグレーションには GKE Autopilot rails console には GKE Autopilot はじめに 先日、Cloud Spanner の ActiveRecord アダプターのバージョン 1.0 がリリースされました。 Scale your Ruby applications with Active Record support for Cloud Spanner | Google Cloud Blog
全世界に存在するリージョン Google Cloudが所持しているリージョンは世界中に広がっています。 【総務省情報通信審議会資料引用】 総務省IPネットワーク設備委員会-ホームページ 2022 年 8 月時点で、全世界 34 のリージョン 、103 のゾーン、147 のNetwork Edge Locationで構成されています。 日本には東京リージョンと大阪リージョンの 2 つの物理リージョンがあります。 そして何よりもすごいのは、海底ケーブルを通して世界中のリージョンが地つなぎで繋がっているということです。 いわゆる物理的に繋がっていて、この形態がGoogle Cloudの大きな特徴の1つであるグローバルVPCを定義できる所以となっています。 現時点でGoogleのみで7本前後の海底ケーブルを所有している模様で、国ではなく企業規模で何千~何万キロにも及ぶケーブルを複数敷く技術力/人員
システムプラットフォーム部で SRE をやっている id:nabeop です。システムプラットフォーム部を一言で表すと、基盤を横断的に見る部署という感じです。 過去の発表などでもたびたび言及していますが、はてなのいくつかのサービスは AWS 上で構築されており、これまで「クラウドに構築する」は「AWS で構築する」とほぼ同義な世界でした。 ただし、AWS 以外も全く使っていなかったわけではなく、小さなプロジェクトや個人では Google Cloud の利用もありました。また最近は、各サービスで技術選択の多様化が進み「Google Cloud 上でサービスを構築する」という選択肢も十分ありえる状態になってきました。 このため、各サービスで Google Cloud の利用が本格化する前に、安心して使えるように IAM (Identity and Access Management) など環境
※(注記)この投稿は米国時間 2022 年 6 月 23 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。 IT ネットワーキングに関する話では、多くの人にとってなじみの薄い用語が使われがちです。ネットワーキング関連のドキュメントや会話を理解しようとしても、この分野の従事者でなければ、まるで外国語を見聞きしているかのように感じられるかもしれません。 ネットワーキング入門ガイド GCP シートネットワーキング入門ガイド GCP シートを使えば、一般的なネットワーキング用語を一目で確認できます。一般的な用語に加えて、Google Cloud に固有のサービスもいくつか記載されており、両者をすばやく結び付けて理解できるようになっています。 わかりやすい構成このドキュメントは複数のトピックエリアに分かれており、各セクションで簡単な定義が示されています。次の見出しに含まれるさまざまなト
GCP上では誰もが同じ権限に、そして開発者全員が一時的に権限付与できるツール「granter」について こんにちは、マネーフォワードケッサイ(以下MFK)SREチームのshinofaraです。今回は権限の仕組みを見直した話と、それを実現する為に開発したgranterというツールについてお話したいと思います。 また今回granterのcore部分をmfkessai/granter_coreとして公開しています。 granter登場以前の世界 MFKでは、2017年の創業時からGoogle Cloud Platform(以下GCP)とGoogle Workspace(当時はG Suite)を選択して利用してきました。 GCPの Cloud Identity and Access Management (IAM)では、Workspaceで作成した個人のアカウントだけでなく、Groupに対して権限
はじめに ファイルをアップロードすることができる機能を持ったWebアプリケーションやクラウドサービスは世の中に多数あります。しかし、アップロードしたzipファイルを自動で展開(解凍)してくれて、中身のファイルが閲覧できる機能を持ったサービスは、あまり多くはないかもしれません。 もし、Google Cloud上で、zipファイルをアップロードし自動的に展開してGCSに配置するシステムを作るとしたら、どうやって実現すればよいでしょうか。たとえ100GBのzipファイルでも問題なく展開できるようにするには? そんな難題に挑み、GCSにアップロードされた100GB級のzip/7zファイルを自動的に展開することができるシステムをGoで実装し、プロダクションレベルで実現しました。その技術について解説します。 背景 PLATEAU VIEWの画面 Eukaryaでは、国土交通省が主導しているProjec
AI・機械学習チームの北川(@kitagry)です。 このブログはAI・機械学習チームブログリレー1日目の記事です。 最近Claude Codeがとても流行っている気がしますね。 Vimmerである僕としてはCLIで使えるClaude Codeはとてもありがたいです。 NeovimでもDiffを出したり出来るclaudecode.nvimをとても愛用しています。 カメラを見つめる猫 ※(注記)本編には関係ありません はじめに MCPサーバーの実装編 利用方法を明示的に書く メタ的な機能を用意する MCPサーバーとして利用編 お題 インデックス付け忘れ Claude Codeに聞いてみる まとめ We are hiring エンジニア採用ページはこちら カジュアル面談もお気軽にどうぞ インターンも常時募集しています はじめに オブザーバビリティは世界的に注目されています。 オブザーバビリティとはシス
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