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夜、JRから地下鉄への外乗換(いちど駅の外へ出る乗換)をしていると、カツンカツンという音が後ろから... 夜、JRから地下鉄への外乗換(いちど駅の外へ出る乗換)をしていると、カツンカツンという音が後ろから聞こえた。振り向くと男女の二人組。その音は、そのどちらもが叩く白い杖の音だった。二人とも20歳くらいで、男の人はボーダー、女の人は薄めの白い服。そして杖を持たないほうの手で、手をつないでいた。 暗闇を、音の指針を頼りに堂々と進んでいるのがたまらなくかっこよく、何よりずーっと笑っていたのが最高に幸せそうだった。 駅の構内に入る直前、メールを送る用事を思い出して立ち止まっていると突然「いたっ」という声がした。さっきのカップルの女の人だった。 駅前には「∩」の形をした80センチ程度のポール(おそらく車進入禁止用の)があり、女の人はそのポールにぶつかった、というか、ギリギリ乗り越えてしまったようだった。 「え、どうし、大丈夫?」そう男の人が笑いながら言った。ばかにしている笑いじゃなくて、困ったときに出