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最近,量的緩和 (QE) がどんなところで重要な役割を果たしたかについて2つほど記事を書いた.たとえば,... 最近,量的緩和 (QE) がどんなところで重要な役割を果たしたかについて2つほど記事を書いた.たとえば,こちらの記事では,量的緩和が政府財政に大きな穴を開けることになりうる理由について書いた.また,政府がその気になれば国債を売るのではなく貨幣創出によって容易に財政赤字のお金を調達できることが量的緩和からどうわかるのか,という点についても書いた.今回の記事では,量的緩和が質的に重要である理由を解説する. この10年のあいだに書いた記事のひとつも,類似の主題に関わっていた.緊縮の背後にあった主要な発想は,こういうものだった――「景気後退にあろうとも政府の財政赤字を減らさなくてはいけない.なぜなら,イギリス政府の債券を買うまいと債券市場が突如として判断するかもしれないからだ.」 この発想がナンセンスであることは,量的緩和で明らかになった.量的緩和は,より長期の金利を低く維持するべくイギリス政府の